食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02630300160
タイトル 英国食品基準庁(FSA)、燻製魚中のリステリア汚染に関する調査報告書を公表
資料日付 2008年9月17日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  英国食品基準庁(FSA)は、2006年7月~11月に実施した燻製魚のリステリア汚染レベルに関する調査報告書を公表した。当該調査報告書によると、英国内で販売されている燻製魚から規制値を超えるリステリアが検出されることはまれである。
 同調査では英国中のスーパーマーケット、魚屋及び食料品店1
,000店以上で販売された調理済み燻製魚の3
,000サンプル以上についてリステリア検査が行われた。その結果、302サンプルから微量のリステリアが検出されたが、99%は調理済み食品の規制値以内であり、規制値を超えていたのは3サンプル(0.06%)だけであった。基準値超過分については、FSAは小売販売からの回収が行われるよう直ちに措置を取った。
 FSAの首席科学官によると、60才以上のリステリア症患者が増加しているが、その原因については不明である。今回の調査結果は、販売時の調理済み燻製魚が問題ではないことを示唆している。患者が家庭で適切に調理・保存しているか、消費期限以内に摂取しているかどうかについては明らかではないが、これらは今後の研究における重要な部分である。
 2000年以降、英国で報告されるリステリア症患者数は2倍となり、特に60才以上において増加した。2005年には、推定患者数が約400人で、このうち380人が入院し、130人が死亡した。食中毒による死亡ではリステリア症が最大の死因であった。リステリアは環境中に常在し、パテ、ソフトチーズ、加熱済みスライス肉、燻製魚など様々な食品に存在する。
 調査報告書の全文(PDF 5ページ)は、以下のURLから入手可能。
http://www.foodstandards.gov.uk/multimedia/pdfs/fsis0508.pdf
 
地域 欧州
国・地方 英国
情報源(公的機関) 英国食品基準庁(FSA)
情報源(報道) Food Standards Agency
URL http://www.foodstandards.gov.uk/news/newsarchive/2008/sep/listfish
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