食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02630040160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、小売り販売食品中の汚染物質に関する調査結果を公表 |
資料日付 | 2008年9月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は、食品の加工工程で生成するアクリルアミド、3-MCPD、フラン及びカルバミン酸エチル含有量に関する調査結果を公表した。 これらの物質は、”process contaminants”(加工による汚染物質)として知られ多くに食品で検出されている。今回の調査結果は、これら4種の物質の濃度を測定する3年計画(three-year rolling programme)の初年度の結果である。 調査では英国の小売り店で販売されている10の食品群の192サンプルを対象に335件の検査が行われた。アクリルアミド、フラン、カルバミン酸エチルについては、低用量でもがんを引き起す可能性があるとして、これらの物質への暴露を合理的に実行可能な限り低くすべきとしている。3-MCPDについては、専門家委員会が安全ガイドライン値 (許容一日摂取量:TDI)を設定した。 調査結果の概要は下記のとおり。 1. アクリルアミド 178サンプルについて検査が行われた結果、平均濃度が最も高かったのはポテトスナックの1 ,143μg/kgで、最高濃度は1 ,820μg/kgであった。他方、シリアルベースのベビーフード及びパンではアクリルアミドの含有量が低かった。 2. 3-MCPD 78サンプルが検査された。3-MCPDのレベルはビスケット及びクラッカーで最も高く、平均値は27μg/kgであった。検査された朝食用シリアルでは3-MCPDが検出されなかった。 3. フラン 45サンプルについて検査した結果、含有レベルが最も高かったのはコーヒー豆で、平均濃度が3 ,232μg/kgと判明した。フランは揮発性が高いため、コーヒーを入れる時に相当量のフランが消失する。従って、消費者の暴露量は、小売店で購入しコーヒーを入れる前に行われた検査で得られた当該結果より少なくなるであろう。 4. カルバミン酸エチル パン30サンプル、発酵クリスプブレッド1サンプル及びしょうゆ3サンプルについて検査が行われた。これらの製品中の濃度は比較的低く、以前に報告された結果と一致していた。 今回調査された物質の濃度は、これまで英国及び各国で行われてきた調査結果と一致している。従来のリスク評価から、ヒトの健康リスクに対する懸念を増やすものではない。また、FSAの食生活に関する助言に影響を与えるものではない。FSAとしては、従来通り、十分な量の果実、野菜、パン、米、じゃがいも、パスタ及びその他のデンプン質食品、いくらかの肉類、魚、卵、豆類、乳及び乳製品、また塩分、脂肪、糖分の高い飲食物を少量摂取するバランスのとれた、健康的な食生活を推奨する。 調査結果の全文(PDF 53ページ)は下記のURLから入手可能。 http://www.foodstandards.gov.uk/multimedia/pdfs/acrylamide0308.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | Food Standards Agency |
URL | http://www.foodstandards.gov.uk/news/newsarchive/2008/sep/acrylamide |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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