食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02600110316
タイトル ドイツ連邦消費者保護食品安全庁(BVL)、「動物由来食品の全国残留物質管理計画・年報2007」を公表
資料日付 2008年9月10日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦消費者保護食品安全庁(BVL)は、「動物由来食品の全国残留物質管理計画・年報2007」を公表した。当該管理計画は食用動物及び動物由来食品を検査するもので、EU域内で統一基準により実施されている。BVLは連邦州が実施した検査の結果を集計し、分析データを欧州委員会に報告する。2007年の検査及び結果の概要は以下のとおり。
1. 検査概要
(1)検査サンプル:50
,506件(内訳:牛15
,191件、豚24
,795件、めん羊536件、馬90件、家きん6
,250件、養殖水産物539件、兎12件、狩猟鳥獣213件、乳1
,970件、卵737件、蜂蜜173件)、(2)検査総数:430
,450件、(3)検査対象物質:660種、(4)抗生物質残留について約25万頭の動物(主に豚)を検査
2. 主な検査結果
(1)牛及び豚:1)残留基準値超過:0.3% 2)ホルモン様作用物質(使用禁止物質)の残留:57件(当該物質の違法使用は確認されなかった。当該物質は天然にも動物の体内に存在し、また飼料中のカビを介して動物の体内に入ることもある。) 3)動物用医薬品:クロラムフェニコール(1994年より使用禁止):牛0.06%(2件/3
,382件)から検出、フェニルブタゾン(未認可物質):牛1件(1
,720件中)から検出、フルニキシン:牛の肝臓1件で残留基準値超過、アセプロマジン(使用禁止物質):豚1件(868件中)から検出、ラサロシド(牛へ使用禁止):牛1件(218件中)で検出 4)抗生物質:1000件につき1件で残留基準値超過。迅速検査では0.16%(395件/244
,286件)が陽性。豚1件でアザペロンの残留基準値超過。 5)環境汚染物質:0.7%(31件/4
,287件)から検出。腎臓23件及び肝臓1件で水銀の残留基準値超過(3.1%)。鉛検出1件、カドミウム検出6件、ダイオキシン検出1件。
(2)家きん:1)残留基準値超過:0.05% 2)七面鳥1件(オランダ産)の肉及び肝臓からジクラズリル(未認可物質)を検出 3)七面鳥の肉1件でエンロフロキサシンの残留基準値超過、七面鳥の肝臓1件(オランダ産)でドキシサイクリンの残留基準値超過
(3)めん羊、馬、兎、狩猟鳥獣:1)めん羊:尿1件からタレラノール(飼料汚染由来)を検出、19.35%(6件/31件)で重金属(カドミウム及び/又は水銀)の残留基準値超過 2)馬:ゼラノール(飼料汚染由来)検出1件、カドミウムの残留基準値超過1件 3)野生イノシシ:リンダン(及び/又は)α-HCH(及び/又は)β-HCHの残留基準値超過3件 
(4)養殖水産物(主にマスとコイ):1)クロラムフェニコール(使用禁止物質)検出1件2)マラカイトグリーン(使用禁止物質):マス5.0%(11件/219件)、コイ0.7%(1件/142件)から検出
(5)乳、卵、蜂蜜:1)乳:ベンジルペニシリンの残留基準値超過1件、フェニルブタゾン(使用禁止物質)検出1件、ドラメクチン(使用禁止物質)検出1件 2)蜂蜜:スルファチアゾール(使用禁止物質)検出1件、N
,N-ジエチル-m-トルアミド(DEET) の残留基準値超過1件 3)卵:ラサロシド(EUで使用可だがドイツには当該物質を含有する採卵鶏用医薬品はない)検出4件、ニカルバジン(使用禁止物質)検出1件、検査した104件全てからダイオキシンが検出され、その内4件は残留基準値超過。
3. 連邦リスク評価研究所(BfR)による検査結果の健康影響評価
 残留物質が検出された当該食品を一度あるいは時々摂取する場合には、消費者への直接的なリスクはない。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
情報源(報道) ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)
URL http://www.bvl.bund.de/cln_007/nn_495478/DE/08__PresseInfothek/01__InfosFuerPresse/01__PI__und__HGI/Rueckstaende/2008/NRKP__2007.html__nnn=true
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