食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02580330188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、サプリメント製造に栄養目的と生理学的目的でキノコ由来の物質を使用することに関する省令案について意見書を公表
資料日付 2008年7月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、サプリメント製造に栄養目的と生理作用目的で各種物質及び植物や植物製剤を使用することに関する省令案について競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受け、2008年6月20日付けで意見書を公表した。
1.背景
 欧州指令2002/46/ECを適用したサプリメントに関する2006年3月20日付政令2006/352により、省令に認可成分の一覧表を掲載することになっている。この省令が本意見書の対象であり、DGCCRFはAFSSAに当該省令掲載の成分リスト(物質32種、植物由来物質230種、キノコ39種、藻類14種の使用リスク評価を諮問した。
 AFSSAは2007年12月21日付意見書及び2008年5月16日付意見書で既に植物及び藻類に関して答申済である。本意見書は、省令案付属書IIに掲載のキノコの分類学的特性及び、これらキノコをサプリメントに使用した場合のリスクに絞ったものである。
2.AFSSAは下記の項目について検討した。
(1)省令で用いられる用語の用法適否
(2)キノコの名称
(3)加工プロセスに関するリスク
(4)収穫地に関するリスク
(5)キノコの混同リスク
(6)キノコ保存に関するリスク
(7)環境リスク
(8)毒物学上のリスク
1)汚染物質(特に半金属、金属)に関するリスク
2)用量依存毒性リスク
3)アレルギー等の用量非依存性毒性リスク
(9)薬理学的見地
3.結論
 AFSSAは、キノコの分類を今以上に正確に実施する必要があると考える。キノコをサプリメントに使用することは消費者を下記のリスクに暴露することになる。
(1)有毒種と無毒種とを混同するリスク(加工後にキノコの区分ができなくなることがある。)
(2)生産地による公害物質や生体異物による汚染リスク
(3)特定のキノコでの毒性リスクまたは薬理リスク
(4)毒性の影響が知られていないキノコでの加工プロセスによるリスク
(5)処理前後のキノコ保存時に弱毒微生物汚染による日和見感染のリスク
 結論として、サプリメントや栄養強化に使用されるキノコに関しては、ポジティブリスト方式の取り組みでは消費者の安全を確保できないため、個別に審査が必要である。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/NUT2007sa0231t.pdf
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