食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu02580220149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、抗菌剤使用によって食品中に出現した抗菌剤耐性菌へのヒトの暴露に関する科学的意見書を公表 |
| 資料日付 | 2008年8月4日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は8月4日、抗菌剤使用によって食品中に出現した抗菌剤耐性菌へのヒトの暴露に関する科学的意見書(87ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 1. EFSAは、生物学的危害パネルに対し、ヒトの抗菌剤耐性(AMR)菌感染又は細菌媒介によるヒトへのAMR遺伝子の伝播における食品関与の程度を公衆衛生の観点から特定し、その特定されたリスクを評価し、AMR菌又はAMR遺伝子への暴露を低減する可能性のある管理の選択肢を特定するよう依頼した。 2. AMR菌への暴露について現在の件数、期間、量等の程度を確定するのは困難であり、耐性遺伝子の伝播における食品の役割については研究が不十分である。しかし、既知の病原菌や共生細菌を含む食品媒介性の細菌は、ヒトや動物に重要な抗生物質への耐性の増加、拡大、多様化を示し、食品中の細菌における耐性のこれ以上の拡散は、ヒトの暴露に影響を及ぼす可能性がある。例を挙げると、AMR菌のベクターとしての食品(購入時まで)の定性評価は、問題の複雑さ及び正式なリスク評価には広範囲なデータが必要なことを示した。 3. ヒトに対して抗菌剤治療を行う場合はすべて、選択した抗菌剤への耐性が臨床的に重要である。ヒトの疾患に関与した薬剤耐性サルモネラ属菌及び薬剤耐性カンピロバクターは、ほとんど食品経由で拡散される。サルモネラ属菌については、汚染された家きん肉、卵、豚肉及び牛肉が媒介食品として顕著である。カンピロバクターについては、汚染された家きん肉が媒介食品として顕著である。牛はベロ毒素産生性大腸菌(VTEC)の主要な保有宿主であり、耐性菌株は他の食品より汚染牛肉をよく経由してヒトにコロニーをつくる可能性がある。動物由来製品はメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の潜在的な感染源のままである。従って、食品関連のMRSAは新たな問題になる可能性がある。また、食品は抗菌剤耐性のShigella属菌及びVibrio属菌のヒト感染における重要な感染源である。 4. 食品経由の病原菌の拡散予防及び管理に適用される原理は、抗菌剤耐性病原菌の予防及び拡散にも役立つ。食品媒介性病原菌及び共生細菌の抗菌剤耐性は特定の公衆衛生ハザードを表すため、抗菌剤耐性菌に対する追加の管理対策が必要になる可能性がある。特に食品を処理する方法を用いた、AMRをハザードとして直接管理する管理プログラムの例はほとんどない。効果の点からみると、収穫前の段階で行う管理が―たとえば抗菌剤使用の管理及び制限を目的とした対策が―最も効果的である可能性があり、この対策は販売中の食品におけるAMR菌の出現を低減する大きな役割を果たすことが可能である。 5. 全体的にみれば、AMR菌及びその関連遺伝子が患者の体内に発生しうる全経路(食品も一経路)の管理には、すべての利害関係者が協力して、医薬品、動物用医薬品、第一次食用動物生産、食品加工、食品提供などの各自の活動分野及び食品安全のための規制において、AMRの発生及び拡散の両方を予防することに対する責任の認識が求められる。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | http://www.efsa.europa.eu/EFSA/efsa_locale-1178620753812_1211902034881.htm |
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