食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02580010188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、アルプス湖沼のPCB汚染に関しアヌシー湖とレマン湖の魚の試料採取計画の分析結果解釈に関する意見書を公表 |
資料日付 | 2008年7月22日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、アルプス湖沼のPCB汚染に関してアヌシー湖とレマン湖の魚の試料採取計画の分析結果解釈について食品総局及び保健総局から諮問を受け、2008年6月17日付けで意見書を公表した。 1. 背景 2007年11月にアヌシー湖で獲れたアルプスイワナに規制値を超えたダイオキシン及びダイオキシン様PCB(ダイオキシン類)が検出され、2008年4月2日以降この魚種の商業販売・消費を目的とした漁が禁止された。 2008年4月アヌシー湖とレマン湖で最もよく摂取されている魚種について試料採取計画を実施し、ダイオキシン及びPCB汚染の評価を行った。 2. 諮問 (1)アヌシー湖及びレマン湖で獲れた魚の汚染レベルについてダイオキシン類に関する現行規制に適合か不適合を判定する。 (2)分析結果から魚体長が規制値内にあるアルプスイワナがダイオキシン類に関する現行規制に適合か不適合を判定する。 (3)データ不足の場合には、追加試料採取を実施しアルプスイワナ消費の安全を遵守できる魚体長規制値を定める。 3. 規制値 欧州規則(EC)No.199/2006に定める基準値は、ウナギを除き8 pg/g(WHO-PCDD/F-PCB-TEQ)で、ウナギで12 pg/g(WHO-PCDD/F-PCB-TEQ)である。 4. 検討 試料採取した魚のダイオキシン類の規制値及び魚体長の相関関係を明らかにし、汚染レベル予測線をグラフ化した。このグラフから8 pg/g(WHO-PCDD/F-PCB-TEQ)の規制値に納まる魚体重を割り出した。 5. 結論 5.1. アヌシー湖の魚 Grand LacとPetit Lacの2水域の魚種毎のダイオキシン類の平均汚染レベル調査で、カワカマス、コクチマスとパーチは魚体の大小にかかわらず適合が明らかになった。アルプスイワナについては適合を確保するためには魚体長はGrand Lacで38cm、Petit Lacで47cmを超えてはならない。これらの魚体長は商業販売できる最大魚体長36cmを超える魚体長なので、この魚種については商業販売に認められる新規制値を定める試料採取計画を提案する必要はない。 結論として、アヌシー湖の魚は規制値に関してみれば全て適合で、商業販売消費目的で漁獲できる(魚体長に注意を払うこと、特にアルプスイワナ)。 5.2. レマン湖の魚 レマン湖の魚種毎のダイオキシン類の平均汚染レベル調査で、カワカマス、コクチマスとザリガニの適合が明らかになった。アルプスイワナについては適合を確保するためには魚体長が39cmを超えてはならない。アヌシー湖と同様に、この魚体長によって漁師がこの魚を商業販売することを妨げることにはならない。 結論として、レマン湖の魚は規制値に関してみれば全て適合で、商業販売消費目的で漁獲できる(魚体長に注意を払うこと、特にアルプスイワナ)。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | ニュージーランド食品安全庁(NZFSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Documents/RCCP2008sa0175.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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