食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu02570160343 |
| タイトル | フランス衛生監視研究所(InVS)、仏領マルチニーク及びグアドループ地方におけるシガテラ中毒の疫学調査結果を公表 |
| 資料日付 | 2008年8月14日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | フランス衛生監視研究所(InVS)はその機関紙BASAG第8号(2008年)で仏領マルチニーク及びグアドループ地方におけるシガテラ中毒(体内にシガテラ毒を蓄積した熱帯産の食用魚を食べておこす中毒症)に関する疫学調査結果を公表した。概要は下記のとおり。 1.シガテラ シガテラは岩礁性魚類を食することにより発生する食中毒で、これらの魚類は体内に微小藻類や植物性渦べん毛虫であるDinoflagellida Gambierdiscusの毒素を取込んで毒性を持つ。主な発生地域は、太平洋、カリブ海、インド洋であり、大西洋の仏領ではカリブ海にある西インド諸島に属する小アンチル諸島である。主な症状は、感覚障害、かゆみ、頭痛、発汗、悪寒、倦怠感、吐き気、嘔吐、下痢、高血圧、徐脈、運動神経障害、呼吸障害、視覚障害などである。 2.仏領アンチル諸島の状況 (1)マルチニーク島 1995年8月?1996年7月に行われた調査では、入院した患者14症例及び入院しなかった中毒患者32症例であった。罹患率は10 ,000人あたり1.2症例で、これは仏領ポリネシアの1/30である。この調査で年間を通じてシガテラ食中毒の発生が定期的な変動を示していることも明らかになった。県保健所(DSDS)への通報が必要になった1997?2007年の間に93症例の届出があり、内28症例が入院した。原因となった主な魚種はcarangue(アジ類)、becune、merou(ハタ類)、daurade(ゴウシュウマダイ)であった。 (2)グアドループ島 2004年9月から2008年7月の間、集団食中毒25症例について届出された。患者数は総計52人で内3人が入院した。一般医からの通知が80%を占め、12%が臨床医で、8%が届出者不明である。 原因魚種はcarangue(28%)、barracuda(かます類)(12%)、pagre(ヨーロッパマダイ)(12%)、マグロ(12%)であった。 3.医療従事者へ 2名以上のシガテラ食中毒発生は集団食中毒(TIAC)としての扱いになり、直ちに当局(DSDS)に届出義務のある疾病として届出しなければならない。 アンチル諸島が3箇所の地域的流行地帯の1つであり、また、臨床症候の重症化の可能性がある地理的状況を考慮すると、シガテラ食中毒が1名のケースでも届出することを勧告する。これにより保健当局が当該地域の病気予防に必要な措置を取る。 4.シガテラに関する注意 (1)シガテラ毒に汚染されていても魚の外見、におい、食味は変わらない。 (2)冷凍、加熱調理、燻煙、調理法、調味料によって毒素は除去できない。 (3)沿岸の魚について詳しい沿岸住民や漁師に良く聞いて有毒魚種を食べないようにすること。 (4)魚を釣上げたら内臓を取る。 (5)毒性の高い頭や内臓は食べないで、フィレのみを食べるようにする。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | フランス |
| 情報源(公的機関) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
| 情報源(報道) | フランス衛生監視研究所(InVS) |
| URL | http://www.invs.sante.fr/publications/basag/Basag2008_8.pdf |
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