食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02520310149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、EU加盟国のBSEモニタリング体制の修正に関するヒトと動物衛生リスクについて科学パネルの意見書
資料日付 2008年7月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は、一部のEU加盟国のBSEモニタリング体制の修正に関するヒトと動物衛生リスクについて科学パネルの意見書を公表した。
 科学パネルは、EU15ヶ国のBSE検査に関して、健康なと畜牛の30ヶ月齢から60ヶ月齢(6ヶ月間隔)と、リスク牛の24ヶ月齢から60ヶ月齢(6ヶ月間隔)の検査年齢選択を検討し、異なったシナリオを比較するよう要請された。不十分なデータ品質のため、欧州委員会に要請されたように6ヶ月齢間隔に基づいた完全な評価を行うのは実現可能ではなかった。
 科学パネルは、その当時の規制の枠組みを考慮し、2001年から2007年の間にEU15ヶ国のBSEサーベイランスに関連するデータを分析した。科学パネルは、EUの牛のTSEサーベイランスの目的は主にBSEの流行を監視することであることと、BSEのパッシブサーベイランスは非常に精度の低い(insensitive)発見システムであると示されたことを強調した。
 科学パネルは、十分なデータが入手可能であるEU15ヶ国共同の場合と15ヶ国個別の場合、BSEの流行が一定に、かつ有意的に減少し、現行のサーベイランスシステムの精度限界(sensitivity limit)に収束することに注目した。さらに、科学パネルは、万一BSE検査が健康なと畜動物の月齢が36、48、60ヶ月齢に引き上げられれば、EU15ヶ国においては、最初の二つの月齢限界に関しては1症例未満、三番目の月齢限界に関しては2症例未満が毎年見落とされることが考えられる。さらに、万一リスク動物に関してBSE検査の月齢が30、36、48、60ヶ月齢に引き上げられれば、最初の三つの月齢限界に関しては1症例未満、四番目の月齢限界に関しては3症例未満がEU15ヶ国で毎年見落とされると考えることができる。
 科学パネルは、リスク動物の24ヶ月齢の月齢限界は、 (I)BSEの再興の場合のサーベイランスの精度の向上、(II)牛の新型TSEが新興した際に早期かつ効果的に発見できるシステムの最適化、をもたらすであろうことに注目した。さらに、リスク個体群と特定の月齢グループにターゲットを絞ることは、BSEの流行傾向における早期の変化を発見できるようになるであろう。
 科学パネルは、定期的に2002年、2003年、その後の牛の出生コホートに関する新規情報の蓄積に基づいて、意見書を定期的に改訂することを推奨した。将来の牛のTSEモニタリングシステムにおいては、流行傾向を追跡する能力、非定型BSEを監視する能力、牛の定型BSEの再興もしくは新型TSEの新興を早期に、かつ高い精度で識別する能力を検討することを推奨している。さらに、未発見のBSE感染牛がフードチェーンに混入した数を推計することは、残存BSE暴露リスクを定量化することの手助けになるであろうということがわかった。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/biohaz_op_ej762_bse_monitoring_en
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