食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02520120188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、食品摂取の安全監視を担う残留農薬監視体制について公表
資料日付 2008年7月11日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は2008年5月、食品摂取の安全監視を担う残留農薬監視(Observatoire des residus de pesticides(ORP))とAFSSAの役割について公表した。
 殺菌・殺虫剤は有効成分と製剤を含み、植物栽培に有害な生物(植物、動物、菌類、細菌)の予防、抑制、防除に使用される。農業以外に使用されることもあるが「農薬」と総称する。市場流通前の農薬の評価及び食品中や環境中の残留レベル評価は公衆衛生や環境保全にとって必須である。
 AFSSAの幾つかの部門が公衆衛生農薬リスク評価に参加している。
1. AFSSA植物・環境事業部は市場流通認可申請(認可機関は農業水産省)が提出された農薬の製剤について「事前」リスク評価を実施している。更に、欧州連合の農薬有効成分評価では、欧州連合EFSAの報告機関として、これら物質の幾つかについて評価を行っている。
2. AFSSA栄養・健康リスク評価事業部は栽培や過去に使用された農薬の「事後」リスク評価に参加している。残留農薬に対するヒトの暴露評価作業も実施している。
 「ORP」の一環としてAFSSAは「事後の」残留農薬リスク評価を実施している。2004年に国家衛生環境計画(le Plan National Sante Environnement (PNSE))で創設されたこの体制は環境中の農薬に関する情報を収集し有効利用する役割を担っている。このため、AFSSAは食品(飲料水を含む)経由の農薬暴露評価に関する知見の向上を計るため、下記を実施する。
(1)フランス国民の暴露についての知見を向上させる
(2)残留基準値(MRL)超過に関するリスク管理で国を支援する
(3)農水省の食品総局(DGAL)及び経済産業雇用省の競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)の残留農薬監視管理計画の作成と指導に当たる
(4)欧州連合EFSAとの関係でリスク評価の方法の整合性をとる
 2005年以来、AFSSAによるフランス国民の残留農薬慢性暴露インジケータ(indicateurs)の開発に取組んでいる。
 関連文書は下記URLで入手可能。
 残留農薬監視所(ORP)は環境中の農薬に関する情報収集と有効利用
http://www.afssa.fr/PN3701.htm
 慢性暴露インジケータ開発2007年事業報告書
http://www.afssa.fr/PN0801.htm
 2008~2009年実施計画
http://www.afssa.fr/PNK801.htm
 フランスにおける農薬使用状況を考慮した慢性食品経由暴露インジケータ開発及びORP優先有効成分リスト更新
http://www.afssa.fr/Documents/PASER-Fi-ORPresume.pdf
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/PNL501.htm
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