食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02480020160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、英国で製造された乳製品及び海藻食品中のヨウ素濃度の調査結果を公表 |
資料日付 | 2008年6月16日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は6月16日、英国国内で製造された乳製品及び海藻食品中のヨウ素濃度の調査結果を公表した。 本調査の目的は、英国民における特定の食品群摂取によるヨウ素暴露の推定を実施し、食の安全性の懸念の可能性を特定し、ECとこの問題に関し討議する情報を得ることにある。 当該調査結果の骨子は以下の通り。 1. 英国全国で販売されている乳製品及び海藻食品の350サンプルが収集され、ヨウ素濃度が測定された。これらのサンプルには、乳(牛、山羊、めん羊)の160サンプル、卵(鴨、ガチョウ、鶏及びウズラ)の50サンプル、チーズの50サンプル、ヨーグルトの50サンプル及び市販の海藻40サンプルが含まれている。 2. 検出されたヨウ素濃度のレベルは、一般的に前回の調査結果と同様であった。山羊並びにめん羊の乳、また海藻については今回初めて調査された。 3. 海藻におけるヨウ素の濃度が最も高かった。山羊並びにめん羊の乳は牛乳よりも高い濃度のヨウ素を含んでいた。 4. ヨウ素への推定暴露は可能な場合に推奨ガイドラインと比較された。当該調査で判明したレベルは1997年から2000年までの調査結果と一致している。従来の調査結果については、食品、消費者製品及び環境における化学物質の毒性に関する委員会(Committee on Toxicity of Chemicals in Food , Consumer Products and the Environment: COT)が、1997年総合食品調査に基づきヨウ素の推定摂取量が健康に対しリスクをもたらす可能性はほとんどないと結論づけている。 5. 従来の調査結果と同様に、牛乳を平均量以上に摂取する幼児は推奨暴露ガイドラインを超過する可能性があることが判明した。しかしながら、COTは2000年に、牛乳におけるヨウ素の濃度に関し、多量に牛乳を飲む幼児を含め消費者への健康上の懸念はないとの結論を出している。 6. 山羊並びにめん羊の乳については、牛乳よりヨウ素濃度が高かった。山羊並びにめん羊乳からの推定ヨウ素摂取は幼児において推奨ガイドラインを超える可能性がある。しかしながら、これらの乳に関しては、比較的少ないサンプルが分析されており、従って調査結果が統計学的に有意であると見なすことは出来ない。山羊並びにめん羊乳の実際の消費量に関し情報が欠如している中で、これら動物の乳は牛乳と同等量が消費されていると推定している。かかる推定は、山羊並びにめん羊乳からのヨウ素摂取についての過大評価に繋がっており、これは、実際上、ヒトの一生と云うような長期間は持続されそうにはない。従って、幼児への実際の暴露量は、報告されているよりも低い可能性がある。 当該調査結果の全文(PDF 51ページ)は下記のURLから入手可能。 http://www.food.gov.uk/multimedia/pdfs/fsis0208.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | 英国食品基準庁(FSA) |
URL | http://www.food.gov.uk/news/newsarchive/2008/jun/iodinesurvey |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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