食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu02460030149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、野菜中の硝酸塩に関する科学パネルの意見書を公表 |
| 資料日付 | 2008年6月6日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は、野菜に含まれる硝酸塩に関する科学パネルの意見書を公表した。概要は以下のとおり。 野菜に含まれる硝酸塩自体はほとんど毒性がないが、代謝物及び反応物である亜硝酸塩、一酸化窒素及びN-ニトロソ化合物は、ヘモグロビン血症や発がん性への懸念のあるとされている。一方では、亜硝酸塩が体内の抗菌作用による宿主防御に、別の代謝物(例えば一酸化窒素)は血管調節に重要な役割を果たしていることが、最近の研究で明らかになってきた。それゆえ、野菜は硝酸塩の主な摂取源であるにもかかわらず、健康に有益との一般的な合意により、野菜の摂取が奨励されている。 EFSAは、野菜に含まれる硝酸塩を摂取する量を考慮に入れつつ、そのリスクと便益のバランスを考察する目的で意見書を作成した。 EU加盟国から収集したデータ41 ,969件を調査すると、野菜の硝酸塩濃度の中央値は1mg/kg~4 ,800mg/kgまで野菜の種類によって大きな差異があり、サンプルの5%以下は検出限界以下であった。EUにおける野菜の消費量はGEMS/Food Cluster Diets database 及びEU加盟国より提出された情報をもとに、野菜及び果実の摂取量をbase caseの場合、400g/ヒト/日と推定した。更に収集したデータを基に、種々のシナリオにおける消費パターンと硝酸塩の暴露について検討した。 硝酸塩のADI(3.7mg/kg体重/日、60kgの大人で222mg/日)は、食品科学委員会によって設定され、その後、FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会によっても確認されている。科学パネルは、入手したデータの評価結果から、上記のADIを改定する必要はないとの結論に至った。 飲料水など他の硝酸塩の摂取源も考慮に入れて、ヒトの硝酸塩への暴露量を控えめに推計した。標準的な中央値の硝酸塩濃度の様々な野菜を400g摂取した場合、暴露量は157mg/日となり、他の硝酸塩摂取源を考慮に入れても、上記ADIを下回っている。また、硝酸塩濃度の低い果物を最大で50%、野菜と組み合わせて合計400g摂取した場合、EUの大半の住民の硝酸塩摂取量は81~106mg/日に減少すると推測される。ただし、一部の加盟国の少数(2.5%)の住人は葉菜類を大量に摂取することから、ADIを超過する可能性がある。また、好ましくない条件下で栽培された野菜を摂取した場合は、ADIを約2倍上回る可能性がある。硝酸塩濃度が中央値のルッコラを47g以上摂取した場合は、それだけで硝酸塩のADIを大きく超過する。 疫学調査では、食品や飲料水からの硝酸塩の摂取により発がんリスクが増大することは示されていない。硝酸塩の高摂取と発がんリスクの増大との関連性を示すエビデンスは疑わしい。 科学パネルは野菜摂取による硝酸塩暴露のリスクと便益を比較した。野菜由来の硝酸塩に暴露することによって、評価可能な健康リスクを引き起こす可能性は非常に低い。従って、野菜の消費による便益が、硝酸塩暴露によるリスクに勝っているとした。しかし、摂取する主要野菜の好ましくない地域/自家栽培の条件や、ルッコラのような野菜を大量摂取するヒトに関しては個々に評価を行う必要がある。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/contam_ej_689_nitrate_en.pdf |
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