食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02440240160 |
タイトル | 英国食品基準庁(FSA)、鶏におけるナイカルバジン(Nicarbazin)の残留に関する報告書を公表 |
資料日付 | 2008年5月12日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 英国食品基準庁(FSA)は、鶏における動物用医薬品(抗原虫剤)のナイカルバジン(Nicarbazin)の残留原因に関する調査報告書を公表した。 当該調査については、食品における動物用医薬品の残留を最小限にとどめたいとする意見を受け、政府及び業界団体が協力して実施された。動物用医薬品の全国サーベイランス計画(National Surveillance Scheme: NSS)の下に、グレートブリテンの養鶏農家を対象に鶏からのサンプル(肝臓及び筋肉)が採取され、動物用医薬品局(Veterinary Medicines Directorare)により動物用医薬品の残留について検査が行われた。 1998年以降、NSSサンプリングによるナイカルバジンの検出率は、25.5%から2006年には8.5%まで減少している。残留事例の大部分は肝臓のサンプルにおいてのみ発見されている。FSAは、この減少については歓迎すべきことであり、また現在の残留レベルが食品安全に対し大きなリスクとなるようなものではないが、残留レベルの一層の減少に努める必要があると見なしている。かかる残留は、部分的には養鶏農場における不十分な飼料管理方法による可能性があるとしている。 2007年2月から2008年1月の期間に調査サンプル採取の対象養鶏農家に対し飼料管理方法に関する質問書が送付された。また、2007年秋に北アイルランドにおいても同様の調査が行われた。 調査報告書では、鶏におけるナイカルバジン残留の可能性として複数の要因を特定している。それらは農場における飼料貯蔵の管理並びに分配方法に関連しており、と畜直前期間における鳥への給餌飼料、飼料貯蔵箱の年数、貯蔵箱の中身をからにすること及び飼育場内部の給餌システムなどが含まれる。 報告書では業界に対し以下の主要点について勧告を行っている。 1. 効果的と思われる現行の最適製造規範のアドバイスを守る 2. 飼育農場でのナイカルバジン使用の訓練を維持し、また常時向上させる 3. 飼育農民が必要とされるナイカルバジンの正確な量について認識するよう徹底化を図る 4. 処理に先立つ5日間の休薬期間前に全ての給餌箱からナイカルバジンを含む飼料の残りを除去する 報告書の全文(PDF 71ページ)は下記のURLから入手可能。 http://www.foodstandards.gov.uk/multimedia/pdfs/nicarbazinresidues.pdf |
地域 | 欧州 |
国・地方 | 英国 |
情報源(公的機関) | 英国食品基準庁(FSA) |
情報源(報道) | Food Standards Agency |
URL | http://www.foodstandards.gov.uk/news/newsarchive/2008/may/nicarbazin0508 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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