食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02430400149 |
タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、飼料添加物Mintrex Mnの安全性と有効性に関する科学パネルの意見書を公表 |
資料日付 | 2008年5月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は、飼料添加物Mintrex Mnの安全性と有効性に関する科学パネルの意見書を公表した。 Mintrex Mnは16%以上のマンガンと76%のヒドロキシメチオニン類似物((2-ヒドロキシ-4-メチルチオ)ブタン酸、HMTBa)を成分とし、マンガンの摂取源として使用が検討されている。EUでは、マンガンとHMTBaは、それぞれ既に飼料添加物として認可されている。 Mintrex Mnを肉用鶏に与えた実験では、肉用鶏の脛骨におけるマンガンの量が増加しており、当該飼料添加物由来のマンガンが生体内で利用可能なことが示された。当該飼料添加物の添加による脛骨のマンガン量は、認可済みの硫酸マンガンを与えた場合と異なるものではない。それゆえ、当該飼料添加物は、他の認可済みマンガン摂取源と比較しても、生体内で利用可能なマンガン摂取源であると考えられる。 また、対象動物に関する負荷試験は行われていないが、最大800mgマンガン/kg飼料の当該飼料添加物を添加した有効性試験から、いくらかの安全性は示された。しかし、この試験のみでは、対象動物への安全性に関して結論を下すことができるほど十分な根拠とはなりえない。他のマンガン摂取源に対する鶏のマンガン耐性についてのデータを考慮して、科学パネルは当該飼料添加物由来のマンガンが肉用鶏にとって安全であると結論を下した。ただし、肉用鶏は、マンガン毒性に対して感受性が最も高い動物種ではないことが明らかであるため、肉用鶏に関する上記の結論を他の動物種に拡大適用はできない。 急性毒性及び遺伝毒性データから、当該飼料添加物は他のマンガンの摂取源と比較して、さらなる毒性をもたらすことはないと考えられる。 データから、生体内利用能や可食組織に含まれる量の点で、当該飼料添加物と他のマンガン摂取源との間に本質的な相違はないようであるが、これは限られた証拠に基づいており、可食組織や関連製品中のマンガンの量について十分な評価を行ったものではない。 消費者の安全性に関して、科学パネルは、マンガンを当該飼料添加物の毒性を示す要素として留保している。データが限定的であることから、当該飼料添加物由来のマンガンへの消費者の暴露評価はできなかった。また、食品経由でのさらなるマンガンへの暴露は消費者の健康にリスクをおよぼすという科学委員会の勧告を考慮に入れると、科学パネルは、当該飼料添加物を飼料に使用した時の消費者の安全に関して結論を下すことは不可能であった。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | EU |
情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
URL | http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/feedap_op_ej692_mintrex_mn_en ,3.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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