食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02410120106
タイトル 米国食品安全検査局(FSIS)、食肉及び家きん肉加工施設におけるリスクベース検査システムに関する技術報告書を公表
資料日付 2008年4月18日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品安全検査局(FSIS)は4月18日付で、食肉及び家きん肉加工施設におけるリスクベース検査システム(PHRBIS)に関する技術報告書(PDF41ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
1. FSISは全ての食肉・家きん肉加工施設を対象とした公衆衛生リスクベース検査システム(PHRBIS)を提案している。PHRBIS案の構成要素は科学に基づき、利害関係者による情報提供及び専門家のピアレビューより構築されている。PHRBIS案は既存の法規制の枠組み内で構築される。
2. PHRBISは、食肉検査法などに定められている検査レベルを維持しながら、FSISの検査資源を安全性リスクがより大きい分野に集中させ、公衆衛生を守る能力を向上させることを目的とする。PHRBIS案導入の重要な側面は、可能かつ妥当な限り、明確で、透明性のある科学(データを含む)による判断基準の決定を確保することである。PHRBIS案は、加工施設のランク付けのためFSISが作成したリスクベース検査(RBI)アルゴリズムを発展させたものである。現在検討されているPHRBIS案は、先のRBIアルゴリズムに示された農務省監察局(OIG)、業界、消費者団体らの懸念に対応している。
3. FSISの現在の検査システムは、可視的な動物疾病に重点がおかれ、微生物汚染がヒトの食中毒の主要原因と認識される以前に作成された。PHRIS案では、微生物の増殖と汚染管理に最大の影響を与える可能性のある加工施設及び加工ポイントに規制権限を集中し統合することにより、公衆衛生をより一層保護することが可能となる。
4. FSISは施設内及び施設横断的な検査活動の割り当てに、データと科学に基づいた方法を提案している。PHRBISは現行の規制の枠組み内で取り組むことにより、微生物の増殖と汚染に最も影響を与えうる加工施設および加工ポイントにFSISの検査資源を集中する。この戦略的な集中は、FSISが全ての最終製品を加工施設で検査することができないことと、プロセス管理の一貫性の維持を確保するために必要である。
5. 当該報告書はPHRBISの原理を概説し、これらの科学的根拠を検討するものである。これは、施設内の公衆衛生上の潜在的危害を消費者に届く前に特定することと、それを予防することを最終目的としており、加工施設内の検査を絞り込むことや、融通のきく検査について施設横断的に割り当てることなどがあげられている。次に、PHRBIS案に対するFSISの評価計画を検討している。付属文書は属性、達成度の測定法、検査プロンプト表、科学文献レビュー、引用データ源、データ分析など詳細な関係資料。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品安全検査局(FSIS)
情報源(報道) 米国食品安全検査局(FSIS)
URL http://www.fsis.usda.gov/OPPDE/NACMPI/Feb2008/Processing_Slaughter_Tech_Rpt_041808.pdf
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