食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02400130208 |
タイトル | 豪州・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)、ビスフェノールA(BPA)と食品包装に関するファクトシートを公表 |
資料日付 | 2008年4月17日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | 豪州・ニュージーランド食品基準機関(FSANZ)は4月17日、ビスフェノールA(BPA)と食品包装に関する4項目のファクトシートを作成し、公表した。その概要は以下の通り。 1. BPAとは何か。 ビスフェノールA(BPA)は、ポリカーボネートプラスチック及び合成樹脂生産のための原材料として使用されている化学物質である。BPAは飲料水容器、哺乳瓶、食器類及び食品缶詰用ブリキの内面塗装などの食品に触れる容器に使われている。特定の状況下では、食品包装及び食品の性質により食品包装中の化学物質が食品中に、または食品から包装中に移行する可能性がある。 2. BPAは健康にどのような影響を及ぼすか。 BPAは、発がん性はない。BPAは、ある種のホルモンと同様の作用を持つ一連の物質群に属し、時には’内分泌かく乱物質’と呼ばれる。いくつかの動物実験では低レベルで摂取したBPAが生殖機能に影響を及ぼす可能性があることが示されている。BPAは速やかに不活性化され尿中に排泄されるために、低濃度のBPAでヒトに対し同様の影響が生じる可能性はほとんどないと考えられる。 3. 食品中に含まれる非常に低いレベルのBPAについて懸念はあるか。 欧州食品安全機関(EFSA)は、最近、BPAに関する化学文献のレビューを完了し、一日の最大安全量(maximum daily ”safe limit”)を設定した。EFSAは、哺乳瓶によって授乳を受ける乳児の推定一日摂取量が、通常の条件下で瓶が洗浄された場合には安全量の10%未満であり、また熱湯や強力な溶剤の使用を含む極端な条件下で洗浄された場合には約20%になるとの結論に達した。成人については、缶詰食品及び飲料からの推定一日摂取量が安全量の約5%になるとしている。 4. 食品の包装はどのように規制されているか。 FSANZは、食品包装物質を食品に触れる器具及び物質に関する食品基準1.4.3 により規制している。当該基準は、食品包装物質について一般的な表現で対応しており、個々の包装物質を特定したり、或いは物質がどのように生産され使用されるべきかに関し具体的に規定していない。 しかしながら、プラスチックの包装製品については、豪州食品接触プラスチック物質基準、AS 2070-1999に言及している。この基準は、業界に対し食品用プラスチック物質の生産に関する手引きとなっている。AS 2070の方は、プラスチックの製造及び使用に関する米国の規制並びにEC指令に言及している。さらに、豪州の各州及び準州法でも、食品包装問題についての言及がある。 なお、ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)も同様のファクトシートを公表しており、当該ファクトシートは以下のURLから入手可能。 http://nzfsa.govt.nz/hot-topics/bisphenol-a-hot-topic.htm |
地域 | 大洋州 |
国・地方 | 豪州 |
情報源(公的機関) | 豪州・NZ食品安全庁(FSANZ) |
情報源(報道) | FSANZ |
URL | http://www.foodstandards.gov.au/newsroom/factsheets/factsheets2008/bisphenolabpaandfood3898.cfm |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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