食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu02350190188 |
| タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、英国でBSE様症状を示しためん羊2頭の同定作業に関して公表された英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)の報告書から想起されるAFSSAの2007年7月20日付意見書の結論への影響について意見書を公表 |
| 資料日付 | 2008年2月21日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は2008年1月23日、英国でBSE様症状を示しためん羊2頭に関する英国海綿状脳症諮問委員会(SEAC)の報告書から影響が及ぶと考えられるAFSSAの2007年7月20日付意見書の結論について、食品総局(DGAl)、保健総局(DGS)及び競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受け、意見書を公表した。概要は下記のとおり。 1.背景 AFSSAは、フランスにおける小型反芻動物のTSE監視プログラムについて諮問を受け、2007年7月20日付で答申している。自然条件下でBSEが小型反芻動物に感染したとしても全動物群の有病率は極めて小さいが、現在以上の消費者の安全水準を確保するには、と畜場における清浄コホート以外の動物の脳幹閂部検査、リンパ器官検査を含む全頭検査なくしては不十分である。小型反芻動物全体のTSE有病率の変化をモニタリングできるアクティブサーベランスプログラムを実施するよう提案した。 2007年12月にSEACは、サブグループのめん羊について定型スクレイピー由来株同定のバイオアッセイで得られた結果の報告書を公表した。野生型マウスを使った継代伝達実験の結果、スクレイピー検査を実施しためん羊204頭中の2頭に潜伏期間の長さ及び神経系損傷分布状態から判断してBSEと同じ株である可能性を排除できない症状を示すものがあった。この2頭はBSE・スクレイピー判別試験ではBSEに実験感染させためん羊と疾病症状が一致しなかった。 2.検討 1例目は、RIII、C57B1及びVM系統のマウスで継代試験後、定型スクレイピー株を分離したところ、13匹のVM系統マウス中の1匹に病変の特徴がBSE(301V株)に似ているものがあった。2例目では、初代の伝達でVM系統マウス20匹中の3匹及びC57B1系統マウス19匹中の1匹がBSE様症状を示した。これは1株からスクレイピーとBSEの同時感染が生じていることになる。このことは、たとえBSE感染がかなりの部分で発生していても、スクレイピーの症状がBSEの症状を隠し、BSE感染が発現しないことを意味する。 ただし、301V株の型が同定されたことから、この試験所内での交差汚染の可能性は排除できない。この株は試験で使用した野生型マウスに伝達するのが早く、この株の不活化はかなり難しいため、試験所内汚染の疑いがある。従って、本来の感染めん羊の試料を使った実験が不可欠である。また、牛由来の伝達性病原体の研究には牛の遺伝子を導入したトランスジェニックマウスを使用した試験を行うことが肝要である。野生型マウスを用いた過去の蓄積データに立脚するバイオアッセイを用いたBSE同定方法の限界が明らかになった。 TSSE専門委員会は、判別試験の結果、プリオン類似分子が検出されないということが、小型反芻動物のBSE感染を否定することにはならないと考える。同時感染の場合にスクレイピーがBSEの症状を隠すことを示す実験データも保有しており、過去にこの点を指摘し、かつ考慮してきている。 3.結論 AFSSAは、今回の英国のデータがフランスにおける小型反芻動物のTSE監視体制を軽減する可能性について考察したTSSE専門委員会2007年7月17日付(AFSSAへの)答申を変更するような趣旨のものでないと思料する。 SEACの英文報告書(全104ページ)は下記URLで入手可能: http://www.seac.gov.uk/agenda/agen141207.htm |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | フランス |
| 情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
| 情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
| URL | http://www.afssa.fr/Documents/ESST2008sa0001.pdf |
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