食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02330250149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、遺伝子組換え菜種T45の流通等に関する科学パネルの意見書を公表
資料日付 2008年3月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は、除草剤(グルホシネート)耐性遺伝子組換え菜種T45の食品、飼料、輸入及び加工用流通等に関する科学パネルの意見書を公表した。
 評価にあたり、科学パネルは、主に挿入DNAの分子特徴、標的たん白質の発現について科学的な評価を行い、栽培上の特徴と構成成分に関する比較分析、栄養価、毒性やアレルギー誘発性に関する安全性評価を行った。
 当該GM作物は、アグロバクテリウム法による遺伝子組換え技術によって作出されたものであり、グルホシネート除草剤耐性に関わるPAT酵素を発現する。挿入DNA とその隣接部位の配列決定や接合部のバイオインフォマティクス分析を実施した結果、既知の毒性やアレルギー誘発性たん白質を発現するオープンリーディングフレームは存在しないことが示された。また、遺伝子組換えによって挿入された遺伝子の発現は十分に分析されており、遺伝子組換えの安定性は数世代にわたって実証された。それゆえ、当該GM作物のDNAの挿入部位と隣接部位の分子特徴は、安全性の点から懸念を生じるものではなく、遺伝子組換えの安定性に関しても十分に証明されたと考えられる。さらに、分析結果から、当該作物の構成成分や栽培上にも変化が無かったため、当該GM作物は、挿入された形質を除き、構成成分に関して従来の菜種と同等であると考えられる。
 げっ歯類を対象とした急性経口投与毒性試験の結果、PATたん白質は悪影響を及ぼさないことが示された。また、ブロイラーによる給餌試験の結果、当該GM作物の栄養価はそれに相応する非遺伝子組換え菜種と変わりはないことが示されている。今回は、当該GM作物の食品、飼料、輸入及び加工に関する評価が主であり、栽培に関する環境への科学的影響評価は行われなかった。
 以上から、遺伝子組換え菜種T45に関する情報は加盟国からの懸念を払拭するに十分であり、T45はヒトや対象動物の健康及び環境に悪影響を及ぼすものではないとの結論に至った。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/gmo_op_ej635_T45oilseedrape_en
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