食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02330120314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、七面鳥及び肥育豚のサルモネラ属菌保菌率の基礎調査レポートを公表
資料日付 2008年3月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は3月5日、七面鳥及び肥育豚のサルモネラ属菌保菌率の基礎調査レポートを公表した。これらの調査はEUのモニタリングプログラムの一環として、BfR及び連邦州の管理当局により実施されたものである(調査時期:2006年10月~2007年9月)。結果の概要は以下のとおり。
1. 七面鳥
 肥育用七面鳥300群及び繁殖用七面鳥98群から、1群につき糞便5検体を採取し検査した。繁殖用七面鳥群の検体からはサルモネラ属菌は検出されなかった。肥育用七面鳥群では31群(10.3%)において1検体以上からサルモネラ属菌が検出された。陽性検体は国立サルモネラ・リファレンス研究所で更に検査され、12種の血清型が確認された。ヒトのサルモネラ感染症起因菌の上位2種であるS.Enteritidis及びS.Typhimuriumも含まれていた。しかし規模は小さく、S.Enteritidisが検出されたのは1群(0.3%)、S.Typhimuriumが検出されたのは8群(2.7%)のみであった。
2. 肥育豚
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,569頭の腸リンパ節を検査し、326検体(12.7%) からサルモネラ属菌が検出された。国立サルモネラ・リファレンス研究所で、23種の血清型が確認された。S.Enteritidis 及びS.Typhimuriumも含まれていた。S.Typhimuriumが検出されたのは180検体(陽性検体の55.2%)と最も多く、S.Enteritidisが検出されたのは10検体(陽性検体の3.1%)と比較的少なかった。
3. 所見
 七面鳥も肥育豚もヒトの感染源となりうることが示された。サルモネラ属菌低減策は、食用動物の繁殖・飼養段階から始めなければならない。又ヒトの感染を低減するためには、と畜及びその後の加工・調理段階における衛生も重要である。
 なお調査結果は欧州食品安全機関(EFSA)に提出された。そこで、他のEU加盟国のデータと共に評価され、EUならびに国別のサルモネラ属菌低減策が決定される。
4. 関連資料は以下のURLより入手可能。
(1)七面鳥農場のサルモネラ属菌保菌率の基礎調査レポート(2008年3月4日付/10ページ)
http://www.bfr.bund.de/cm/208/grundlagenstudie_zur_erhebung_der_praevalenz_von_salmonellen_in_truthuehnerbestaenden.pdf
(2)肥育豚のサルモネラ属菌保菌率の基礎調査レポート(2008年2月20日付/9ページ)
http://www.bfr.bund.de/cm/208/grundlagenstudie_zur_erhebung_der_praevalenz_von_salmonellen_in_mastschweinen.pdf
(3)プレスリリースの英語版
http://www.bfr.bund.de/cd/10792
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cd/10788
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