食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02300270188
タイトル フランス農業水産省、遺伝子組換えとうもろこしMON810についてセーフガード条項を発動
資料日付 2008年2月9日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス農業水産省は2008年2月9日のコミュニケで、フランスは遺伝子組換え(GM)とうもろこしMON810について欧州委員会にセーフガード条項適用を通告した旨を発表した。
 グルネル環境円卓会議での遺伝子組換え体(GMO)に関する合意事項をフランス共和国大統領が承認したたため、農業水産大臣は2007年12月5日付省令に署名した。本省令は、GMOに関する法律が公布されるまで遅くとも2008年2月9日まではGMとうもろこしMON810の種子の譲渡及び使用を一時停止するものである。(訳注:EC新環境放出指令及び新規食品規則には、既にECレベルで承認されたGMOについて、EU加盟各国が人の健康または環境に対するリスクを構成すると考える正当な理由がある場合、暫定的に自国領域内においてその使用または販売を制限し、または禁止することができるという規定[セーフガード条項]がある。)
 GMとうもろこしMON810種子の使用により惹起され得る環境及び公衆衛生に関するリスク及び影響の再評価を任務とするGMO高等予備審査専門委員会が法律により2007年12月5日に設立された。同専門委員会は2008年1月9日付意見書の中で、以下のような環境に与える当該とうもろこしの影響について新たな科学的要素の調査を行った。
-花粉飛散に伴う当該とうもろこしの拡散及びBt毒性の拡散・残留
-標的害虫の耐性出現
-標的害虫以外の動物相への影響
 2008年1月11日、フランス政府は専門委員会の意見書の結論に基づき、MON810が環境に深刻なリスクを惹起する懸念があることが判明したため、(訳注:セーフガード条項を発動することができる)新事実があることを考慮し、GMO取引認可に係るEUの審査機関によって再評価がなされるまで、MON810の栽培に関するセーフガード条項を発動するための対審手続を開始した。
 農業水産大臣はこれらのことを確認した上で、2008年2月8日GMとうもろこしMON810の栽培を一時停止する省令に署名した。本省令は2008年2月9日の官報に掲載公示される。同時に欧州委員会に対しセーフガード条項適用の通告を行った。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス農業・水産省
URL http://agriculture.gouv.fr/sections/presse/communiques/france-notifie-clause
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。