食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02290030105
タイトル 米国食品安全・応用栄養センター(CFSAN)、食品中の過塩素酸塩:2005/2006のトータルダイエットスタディを公表
資料日付 2008年2月7日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品安全・応用栄養センター(CFSAN)は、2月7日、2005/2006のトータルダイエットスタディに基づく食品中の過塩素酸塩調査データを公表した。概要は以下のとおり。
1.過塩素酸塩は、自然発生的かつ人工的化学物質である。米国の乾燥地域や米国・カナダのカリ鉱床、チリの硝酸塩肥料貯蔵所で検出される。大気中にも降雨により微量が存在する。ロケット燃料、花火などの酸化剤として人工的に製造される。米国の飲料水や食品から検出されている。
2.多量のヒト暴露は、ヨウ化物の体内への吸収を阻害し甲状腺ホルモンの産生を減らす可能性がある。ヨウ化物の吸収阻害が続けば代謝異常などの甲状腺機能低下症となる可能性がある。
3.過塩素酸塩の潜在的リスク評価を行うためには、各地域の多様な食品中の含有量データ調査を実施しなければならない。食品中の過塩素酸塩のレベルは、食品からの暴露推定に利用され、必要ならば公衆衛生的措置の根拠となる。今回のデータは、トータルダイエットスタディの分析結果であるが、2004~2005年に実施された食品別のデータは、http://www.cfsan.fda.gov/~dms/clo4data.htmlに掲載されている。
4.トータルダイエットスタディは、継続しているマーケットバスケット調査で、コアとなるおよそ280品目の食品が採取され、多様な汚染物質や栄養素のレベルを確定するために分析されている。毎年、全米の4地域(例:西部、北中部、南部及び北東部)の3都市における食料品店及びファストフードレストランから食卓に上る形になっている食品サンプルが集められ分析される。
5.今回の結果に基づいた暴露評価は、Journal of Exposure Science and Environment Epidemiology誌に「U.S. Food and Drug Administration’s Total Diet Study: Dietary Intake of Perchlorate and Iodine」と題して掲載された。
 米国環境保護庁(EPA)の参照用量(RfD)0.7μg/kg体重/日と比較し、14の年齢、性別群の下限上限平均推定摂取量は0.08μg~0.39μg/kg体重/日であった。参照用量とは、一生涯に悪影響が感知されるリスクなしに母集団(高感受性サブグループを含む)に対し及ぼす一日当りの経口暴露の推定(不確実性は一桁程度)である。
6.各食品のサンプル数が限定されているため、今回の調査結果は個別又はロット毎の食品の過塩素酸塩レベルに対応したものではない。また、消費者が食品選択に利用しうるデータでもない。
 2008年には今回のデータを拡充するため追加的食品サンプルが分析される。
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL http://www.cfsan.fda.gov/~dms/clo4dat2.html
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