食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02280440188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、飲料・乳製品に使用するAspergillus nigerのグルコサミン塩酸塩の新食品成分としての市場流通許可に関する英国食品基準庁初期評価報告書について意見書を公表
資料日付 2007年11月30日
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概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、新食品成分の市場流通に関する英国食品基準庁(FSA)による初期評価報告書「欧州規則EC258/97に基づく飲料及び乳製品に使用するAspergillus nigerのグルコサミン塩酸塩(HCI)」について評価するよう競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から諮問を受け、意見書を公表した。
1.背景
 本新食品成分は軟骨成分としてヒトに自然に備わっているアミノ糖質で、甲殻類の甲殻構成繊維、キチンを酸加水分解して得られる。2004年にFSAは補助食品(CA)及び特別食用食餌療法食品(DDAP)として肯定的意見書を出している。
 今回、申請者は本新開発食品について、果実ジュース、牛乳、茶を主成分とする飲料や乳製品など一般食品にも適用を拡大できるように求めている。食品中の含有量は1日用量で100gまたは100mLにつき750mgを予定している。
2.推定摂取量
 2000年のデータに基づいた推定摂取量は大人で平均1
,056mg及び信頼区間95パーセンタイルで2
,792mgであった。申請者によるとCAでのNOELは3
,200mg/日で、この推定摂取量はNOELを下回るものであるとしている。FSAはこの情報に納得しているが、AFSSAには算出基礎となるデータがない。
3.毒性
(1)代謝
 経口以外での高投与量でのみ糖質ホメオスタシスの攪乱が見られる。2
,570人の関節炎のグルコサミン療法を受けたヒトにおける効能及び毒性の評価ではグルコサミンの毒性は確認されなかった。
(2)急性毒性
 50%致死量はラットで5
,000mg/kg体重、犬とウサギで6
,000mg/kg体重である。
(3)慢性・亜慢性毒性
 12日間から1年間の経口反復投与動物実験で、NOAELがラットで2
,130mg/kg体重及び犬で1
,696mg/kg体重であった。
(4)変異原性と遺伝毒性
 エームス試験で「哺乳動物細胞小核復帰突然変異試験(mammalian-microsome reverse mutation assay)」を行ったが、復帰突然変異体の増加はなかった。
(5)アレルギー誘発性
 分析の結果、アレルギー誘発性のタンパク質は検出されなかった。
(6)臨床学的調査
 健常者、前糖尿病患者、糖尿病患者でグルコサミンのグルコース許容やインスリンに対する影響では20例中2例のみグルコサミンの悪影響の所見があった。
 FSAは商品のターゲット客層に無視できないほどの糖尿病患者が含まれる懸念があることから、新食品成分として一般食品に幅広く使用することについては意見を保留した。
4.結論
 AFSSAはグルコサミンを新食品成分として一般食品に幅広く使用することについてはFSAと意見を同じくするものである。一般人や子供が摂取する食品にグルコサミンを新食品成分として使用することの妥当性がないと評価するものである。
 新食品成分の安全性や最終製品の品質について判断する前に、下記事項の詳細な情報が必要であることを付記する:
-バイオマス生産の醗酵工程
-バイオマス醗酵終了と次工程開始の間の時間
-加水分解前のバイオマス調整工程
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Documents/NUT2007sa0348.pdf

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