食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu02260230149 |
| タイトル | 欧州食品安全機関(EFSA)、飼料中のグルコシノレートに関する科学パネルの意見書 |
| 資料日付 | 2008年1月16日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | 欧州食品安全機関(EFSA)は、飼料中のグルコシノレートに関する科学パネルの意見書を公表した。 グルコシノレートは、菜種や蕪などアブラナ科の植物に含まれている成分で、風味や苦味の素になっている。咀嚼などによりこれらの植物が損傷を受けると、多様なグルコシノレート分解物(イソチアネート、オキサゾリジンチオン(5-ビニル-2-オキサゾリジンチオン、5-ビニル-1 ,3 オキサゾリジンチオン)、チオシアン酸、ニトリル類、エピチオニトリル類、及びその他インドール-3-イルメチル誘導体等)が生成する。これらグルコシノレート由来物質は哺乳類に生物学的な影響を与え、ヨウ素摂取や甲状腺ホルモンの合成を阻害し、甲状腺機能低下や甲状腺肥大を招く。それゆえ、グルコシノレートを含んだ飼料を与えた家畜は、結果として、搾乳や採卵などのパフォーマンスが低下し、繁殖活動が弱まり、肝機能や腎機能が低下する。食料用動物に対するグルコシノレートの毒性データは限られているが、菜種飼料もしくは圧縮ケーク状総合飼料を家畜に供与した実験の結果、単胃動物の場合、飼料中のグルコシノレート含有量を1~1.5mmol/kg飼料に制限し、若い動物ではさらに低くするように制限することが望ましいという結論に至った。 高濃度のグルコシノレートが引き起こす悪影響が分かったため、30年以上前からグルコシノレート含有量の低い植物を選んで飼料に使用し始め、現在ではグルコシノレートの含有量が低い菜種を使用している。グルコシノレート含有量の低い植物を飼料として選択し、高含有の植物は使用する前に加工するなど一般的に普及しているやり方は、家畜の中毒や生産量低下を防止し、動物由来製品における異臭の発生回避に有効であることが証明されている。ただし、今後、最新の分析技術を適用し、飼料中の主要なグルコシノレート量を数値化し、家畜の暴露量を明確にすることが求められている。 家畜がグルコシノレートを含む飼料に暴露することで、グルコシノレートやその分解物質が可食部位、乳や卵に移行することは報告されているが、移行割合は極めて低い。摂取したグルコシノレートの約0.1%が牛乳に残留するが、筋肉組織や器官への残留はそれよりもはるかに低い。ある種の産卵鶏では、グルコシノレート由来化合物が卵に移行し異臭を生じるが、動物由来製品中のこれら物質の濃度は、人が消費する各種野菜で測定される濃度に比べてはるかに低く、消費者に悪影響を及ぼす可能性はほとんどない。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | EU |
| 情報源(公的機関) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| 情報源(報道) | 欧州食品安全機関(EFSA) |
| URL | http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/contam_op_ej590_glucosinolates_en ,0.pdf |
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