食品安全関係情報詳細
| 資料管理ID | syu02220030188 |
| タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、海産貝類のカドミウム基準値を定めることの妥当性及び健康リスク評価に関する意見書を公表 |
| 資料日付 | 2007年10月31日 |
| 分類1 | - |
| 分類2 | - |
| 概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、腹足綱(アワビ等)、棘皮動物(ウニ等)及び尾索動物(ホヤ等)のカドミウム(Cd)基準値を定めることの妥当性及びCd含有量の高いバイ及びタマキガイ摂取による健康リスク評価について食品総局(DGAl)、水産局(DPMA)、競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)及び保健総局(DGS)から諮問を受け、意見書(10ページ)を公表した。 1.背景 欧州規則EC No.1881/2006で定める海産二枚貝のCd基準値は1mg/kgである。フランスでは1999年5月21日付省令で食用貝類全てに2mg/kgを基準値としている。Codexはカキとホタテを除く海産二枚貝の基準値を2mg/kgとした。このような背景から、欧州規則にない腹足綱、棘皮動物及び尾索動物について2mg/kgのCd基準値が科学的に適切かどうか評価を求められた。国内のバイ及びタマキガイのCd含有量は基準値(バイで2mg/kg、タマキガイで1mg/kg)を超えている。 2.Cdの毒性 JECFAの暫定耐容週間摂取量(PTWI)は7μg/kg体重/週である。ヒトが長期にCdを経口暴露すると腎尿細管の障害及び低分子量たん白質の尿への排泄量の増加が知られている。また、骨粗症・骨軟化症を引き起こしたり、Cdの母体から胎児への移行や発がん性があることも判明している。 3.一般消費者の暴露データ 食事に含まれるCdの平均摂取量は2.7μg/日で成人及び子供共にPTWI以下である。その割合を食品別に見ると、イモと野菜がそれぞれ20%以上を占める。軟体動物と甲殻類は成人で6.4%、子供で3.7%を占める。 4.貝類を多く摂取する消費者の暴露データ PTWIに含まれる腹足綱、棘皮動物及び尾索動物からのCd摂取の割合は8~15%で、その内の90%はバイの摂取による。最大摂取量は700g/週で、即ちバイを約10個/日の摂取となる。90パーセンタイルでの摂取は37.5g/週で、即ちバイを約4個/日となる。 5.Cd汚染レベルが基準値付近または越えているバイ及びタマキガイの摂取による健康リスク バイ及びタマキガイのCdの平均含有量は1mg/kgである。バイ及びタマキガイを摂取するヒトの20%はPTWIを越えている。バイ及びタマキガイの汚染レベルが基準値付近では、CdのPTWIを越えるのは1ヶ月に約10個のバイ及び約20個のタマキガイを摂取する人々である。 稀にバイ及びタマキガイを摂取したとしてもPTWIを越えることはない。バイ及びタマキガイを多く摂取するヒトはPTWIに近いかそれ超える摂取量となる。 6.結論 貝類を多く摂取する人での全ての食品からのCdの推定暴露量とCALIPSO研究での汚染レベルを考慮すれば、2mg/kgのバイのCd基準値は妥当である。 腹足綱、棘皮動物及び尾索動物からの摂取するCdの90%はバイからの摂取で、バイのCd基準値は腹足綱のCd基準値と見做すことができる。 棘皮動物門及び尾索動物は汚染レベルが低いので、規則で基準値を定める必要性はなく、2mg/kgをガイド値とすることが適切と考える。 7.勧告 CALIPSO研究の汚染の平均値を考慮すると、セーヌ湾における県条例のように市販用のバイの大きさに制限を設ければ、健康安全に適合する摂取レベルを維持することができるであろう。このサイズ制限では最大含有量2mg/kgに適合するサイズとすること。このサイズ規制は、平均含有量が基準値に近い地方に優先的に施行する。 PTWI超過を考慮し、AFSSAは貝類を多く摂取するヒトについて殊に低分子量たん白尿検査(腎障害の先行指標)を使った調査を行なうことが適切と考える。このような調査を行なえば同様に、特にタマキガイについてのカドミウムに関する基準値の妥当性評価ができる。 |
| 地域 | 欧州 |
| 国・地方 | フランス |
| 情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
| 情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
| URL | http://www.afssa.fr/Documents/RCCP2007sa0098.pdf |
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