食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02210340188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、L-メチル葉酸カルシウムについてのアイルランド当局による初期評価報告書に対する意見書を公表 |
資料日付 | 2007年10月9日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、L-5-メチル葉酸カルシウム(L-5-MTHF-Ca)についてアイルランド食品安全庁(FSAI)が作成した初期評価報告書に関する競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)からの諮問に対し、意見書を公表した。 なお、L-5-MTHF-CaはAFSSAやEFSAなど既にいくつかの食品安全評価機関の評価を受けている。 1.評価に用いた科学的知見 (1)2004年10月28日付け欧州食品安全機関(EFSA)意見書 化学的特性、仕様、製造工程、分析方法、食品中の安定性、見込使用法、暴露、許可及び事前評価、生物学的データ、毒性データ(急性毒性、亜慢性毒性、催奇形性、変異原性等)について詳細な評価を行った。また、15~17mg/日という高い用量を2~6ヶ月間投与しても、血液透析患者や精神病患者に対して許容出来るものであるとした。 科学委員会が定めた葉酸の許容上限摂取量は1mg/人/日であり、葉酸とカルシウム塩の化合物であるL-5-MTHF-Caにも適用され、その場合のカルシウム相当量は0.08mg/人/日となる。カルシウム成分としては微量であり、科学委員会が定めたカルシウムの許容上限摂取量 2 ,500mg/人/日と比較し無視できる量である。また、水溶液中でL-5-MTHF-Caは速やかにカルシウムイオンとL-5-MTHFに分解するため、生体内での利用性も優れている。 (2)その他 結腸癌におけるL-5-MTHF-Caの役割に関する文献で、メチレンテトラヒドロ葉酸還元酵素(MTHF-R)に変異を有するヒト(人口の半分以上)の葉酸代謝にはよく適応するとの報告がある。 2.結論 (1)科学委員会が設定した葉酸の許容上限摂取量1mg/人/日以内であれば、L-5-MTHF-Caの使用は通常のヒトに健康危害は生じさせない。 (2)L-5-MTHF-Caは新開発食品として扱うことが可能である。ただし、乳幼児や患者用の食品への利用については欧州指令EC2006/141の付属書IIIに基づく必要がある。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Documents/NUT2007sa0294.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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