食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02190350149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、飼料中の殺虫剤クロルデンに関する科学パネルの意見書
資料日付 2007年11月26日
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分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は、飼料中の殺虫剤クロルデンに関する科学パネルの意見書を公表した。
 殺虫剤クロルデンは1947年から利用されてきたが、環境での難分解性や体内での蓄積が問題となり、1981年には欧州で、現在ではほぼ全世界で使用が禁止されている。クロルデンは中程度の急性毒性を持ち、その主要な代謝物質はさらに毒性が強い。また、クロルデンは哺乳類の神経系や肝臓に影響をあたえ、実験ではマウスの肝臓に腫瘍を形成することが示された。それゆえ、クロルデンはヒトに対して発がん性の可能性のある物質だと規定されている。
 魚が水中でクロルデンに暴露した場合、中程度から強い毒性を示すが、魚用飼料を経由して暴露した場合の魚の毒性は、毒性データから明らかとはならなかった。産卵鶏が高濃度のクロルデンに暴露すると、産卵活動が阻害される。長期の試験での肝毒性に基づき犬のNOAELを0.075mg/kg体重/日と設定したが、家畜のLOAELやNOAELは確認した試験からは設定できなかった。魚を原料にした飼料以外に、クロルデンが飼料中に検出されることは頻繁にはないが、検出されても数μg/kg以下であり、犬に悪影響を及ぼす水準を大幅に下回っている。クロルデンの代謝と排出は動物の種類によって大きな相違がある。現在、食事経由でのヒトのクロルデンへの暴露量は数ng/kg体重/日以下であり、この水準は1995年にWHOが制定した暫定耐容一日摂取量500ng/kg体重を二桁から三桁下回っている。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/CONTAM_op_ej582_chlordane_en
,1.pdf
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