食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02160270188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、ブドウの搾りかす及びブドウ種子の抽出物についての安全等に関する評価意見書を公表 |
資料日付 | 2007年9月10日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、ブドウの搾りかす及びブドウ種子の抽出物の安全性及び栄養表示に関する競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)からの諮問に対し、9月10日付け意見書(Afssa-Saisine n°2005-SA-0389、3ページ)を公表した。概要は以下のとおり。 諮問内容は、ポリフェノールを多く含むブドウ搾りかす及びブドウ種子の抽出物を食品成分又は食品補助成分として使用することについてである。しかし、ブドウの搾りかすはワイン醸造及び健康食品の分野で食品着色料(E163)として認められており、1997年以前からEU加盟国で商品化されているため、新開発食品には該当しないとした上で検討を行う。 1.検討の内容 (1)AFSSAは2005年10月18日の意見書で、ブドウの搾りかす及びブドウ種子の抽出物を使用する場合の安全性評価には、1)製品の正確な組成、2)当該製品と対照製品との同一分析法による成分比較、3)毒性検査データ及び鉄分とポリフェノール摂取量の安全性に関するデータが必要であるとしていた。 (2)申請者から追加提出された資料について検討した結果は次のとおりであった。1)組成については、それぞれの抽出物のポリフェノールの含有量及び種類を確認した。2)当該製品と対照製品の製法及び成分比較について容認できるデータであった。3)摂取量に関する安全性について、申請者から、同様な組成の食品が既に上市されていること及び、食品着色料として認められていることに関する資料の提出があった。また、当該製品を使用した臨床検査で総コレステロール値等の改善が見られたことについて資料提出があったが、当該試験は無作為化がされておらず、プラセボを用いていないため、当該試験結果は受け入れることはできないものであった。 (3)プロアントシアニジン(ポリフェノール)の鉄分吸着に関する問題についての資料は提出されていない。赤ワインの摂取で鉄分吸収に有意な低下が見られたとの報告もあり、貧血症の女性(フランスの出産年齢女性の3~4%)にはリスク無しとはいえない。 2.結論 1)ブドウ搾りかす抽出物は赤ワイン抽出物や赤ワイン由来の食品着色料と類似していること、ブドウ種子抽出物はワインのタンニンに類似していることが認められた、2)ポリフェノール過剰摂取による鉄分吸収阻害の影響の問題を排除できない、3)栄養効果については、証明できないので削除すること、以上3点を意見とした。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Documents/NUT2005sa0389.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。