食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02150030314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「BfRは、生鮮タラ肝臓の摂取に対し当該州が警告するよう勧告する」を公表
資料日付 2007年10月23日
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「BfRは、生鮮タラ肝臓の摂取に対し当該州が警告するよう勧告する」(5ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 タラ肝臓は稀に摂取される食品で、主にタラ肝油漬けの缶詰で市販されている。しかしいくつかの地域では、生鮮タラが(調理されたり燻製にされて)摂取されることもある。タラ肝臓には高濃度のダイオキシン及びダイオキシン様PCBが含まれていることがある。これらの脂溶性の汚染物質は、タラのような脂肪分の少ない魚では特に肝臓に蓄積するためである。
 過去にEUでは、魚肝臓に(ダイオキシン及びダイオキシン様PCBの)最大基準値が有効であるか不明確であった。BfRは、以前に行った「脂肪の多い魚中のダイオキシン及びダイオキシン様PCBに関する健康影響評価」(Nr.041/2006)で、タラ肝臓中の高濃度のダイオキシン及びダイオキシン様PCBから消費者を法的な最大基準値によって保護すべきであり、最大基準値が設定されるまでタラ肝臓の摂取に対し広く警告することを検討すべきだと結論した。今般BfRは、タラ肝臓の摂取に対し連邦政府が国レベルで警告する必要性について再検討した。
 前回のBfRの評価後、欧州委員会は、タラ肝臓缶詰の流通認可については、海産物の油中のダイオキシン及びダイオキシン様PCBの最大基準値(10pgWHO-PCDD/F-PCB-TEQ/g脂肪)に基づいて判断できるとの見解を示している。タラ肝臓缶詰は、タラの肝臓と肝油がセットになった食品として考慮される。生鮮タラ肝臓を燻製にし市販されるものについても、調理の際に流れ出るタラ肝油が一緒に摂取される場合があるため、ダイオキシン及びダイオキシン様PCBの含量について確認されるべきである。
 現在消費者は、市販されるタラ肝臓缶詰あるいは燻製タラ肝臓に対しては保護されていると判断されるため、国レベルで警告する必要はもはやない。しかしながら、自分で釣ったタラの肝臓を調理して摂取する消費者は、この最大基準値法規により保護されない。それゆえ、自家消費用にタラが捕獲される地域では、当該連邦州がタラ肝臓の摂取に対し警告するよう勧告する。
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/208/bfr_raet_zu_regionalen_verzehrsempfehlungen_fuer_frische_dorschleber.pdf
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