食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02140010149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、食品中の多環芳香族炭化水素(PAH)のデータ収集結果に関するレポートを公表
資料日付 2007年10月19日
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概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は、食品中の多環芳香族炭化水素(PAH)のデータ収集結果に関するレポート(55ページ)を公表した。
 PAHの多くは遺伝毒性発がん物質であり、2002年食品に関する科学委員会がPAHの毒性を評価した際に、食品中のPAH水準を合理的に達成できる限り低くすべきであることを推奨している。その後、2005年のFAO/WHO合同食品添加物専門家会議による評価を経て、PAHに属する主な16種類の物質のリストを作成した。
 EU規則1881/2006において、PAH汚染のマーカーとして使用されているベンゾ[a]ピレンについてさまざまな食品で最大基準値が規定されているが、PAH全体の汚染の指標としてのベンゾ[a]ピレンの的確さや規則で特定されている食品群の選定に不確かさがある。そのため、欧州委員会は、加盟国に対して食品中の主なPAH水準を監視し、EFSAに対して情報の評価を行うよう要請した。
 25種類のPAHについて99種類のコーデックス食品カテゴリーに属する7
,786種類の食品サンプルに関してEU加盟国16ヶ国が調査した結果、690μg/kgのベンゾ[b]フルオランテンが含まれていた栄養補助食品がPAHの最大含有量となったが、他方、PAHを含まないサンプルは36%であった。検出限界以上のベンゾ[a]ピレンは78種類のコーデックス食品カテゴリー、サンプルの48%で検出された。また、20種類の食品カテゴリー、サンプルの5.4%のみが1μg/kgを超過し、8種類の食品カテゴリー、サンプルの0.7%が10μg/kgを超過した。
 EU規則1881/2006が規定している食品カテゴリーに属するサンプルは2.2%がベンゾ[a]ピレンの基準を超過していたが、その他のPAHがさらに多量に含まれている場合もあった。また、ココアバターや栄養補助食品には数種類のPAHが比較的多く含まれ、ドライフルーツや魚の薫製の缶詰にはPAHは極めて少量しか含まれていないことが示された。
 食品サンプルの製造状況に関しての報告は無かったが、薫製の温度がPAHの形成に大きく影響しており、高温ではより多くのPAHが形成されることが予想される。ベンゾ[a]ピレンがPAH汚染の適切な指標であるという仮定は疑わしく、特にクリセンは、ベンゾ[a]ピレンが含まれていないサンプルの22%で最大50μg/kgも含まれて検出されるなど、最も問題のある物質であった。また、ベンゾ[c]フルオレンも、ベンゾ[a]ピレンの含まれていないサンプルに最大27μg/kg含まれていた。
 上記の結果から、ベンゾ[a]ピレンをマーカーとして今後も使用し続けていくことは、十分な評価が必要であり、リスクマネジメントとも兼ねあわせた運用が求められる。また、(現行の規則に含まれていない)ココアバターや栄養補助食品に高濃度のPAHが検出された問題により、今後の法整備が検討されることになるだろうし、ドライフルーツや魚の薫製の缶詰はPAHの水準を上昇させることなく製造することが可能であろう。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Document/datex_report_pah
,0.pdf

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