食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02130010314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、パイロットスタディでマラカイトグリーンを環境汚染物質と確認 |
資料日付 | 2007年10月12日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、マラカイトグリーンが環境汚染物質として確認されたとするプレスリリースを公表した。概要は以下のとおり。 BfRのパイロットスタディで、ベルリンの水域(河川、湖沼)で捕獲した天然のウナギを検査したところ、40サンプル中20サンプルからマラカイトグリーンが検出された(0.04~0.8μg/kg切り身)。全ての陽性サンプルは、下水処理場で浄化された水が流入する水域で捕獲されたものであった。これは、マラカイトグリーンの広範な使用により下水や都市用水が汚染され、今やマラカイトグリーンは環境汚染物質と見なされることを明示している。 マラカイトグリーンには発がん性が指摘されており、食用の養殖魚への使用は禁止されているが、観賞魚の医薬品、繊維製品、皮製品、紙製品の染料として、又法医学の血痕検査などに使用されている。EU域内で流通する製品にはゼロトレランスが適用され、マラカイトグリーンが検出された製品は流通させることができない。EUへ輸入される養殖水産物については、国際貿易を容易にするため、国際的に使用される分析法の検出限界値(Minimum required performance limits (MRPL)) 2μg/kgが適用される。この値は毒性学的に設定されたものではない。 これまでマラカイトグリーンの検出は違法使用によるものと見なされていたが、今回の調査結果により状況が変わった。内陸水系の天然の食用魚にゼロトレランスを適用することが妥当かどうか検討されなければならない。 天然の汚染ウナギを一度あるいは時々食べる場合には健康リスクは非常に低い。しかしながら、マラカイトグリーンの環境中の広範な分布は憂慮すべきことであり、マラカイトグリーンの使用者に環境への放出を最小化するよう要請する。養殖魚については、マラカイトグリーンの検出は違法使用と解釈できるため、継続してゼロトレランスを適用するよう提唱する。 なお、本プレスリリースの英語版は以下のURLより入手可能。 http://www.bfr.bund.de/cd/10136 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cd/10123 |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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