食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02120310149
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、除草剤(グリホサート)耐性遺伝子組換えとうもろこしGA21の食品、飼料、輸入及び加工用流通に関する科学パネルの意見書
資料日付 2007年10月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  欧州食品安全機関(EFSA)は、除草剤(グリホサート)耐性遺伝子組換えとうもろこしGA21の食品、飼料、輸入及び加工用流通に関する科学パネルの意見書を公表した。
 評価にあたり、科学パネルは、主に挿入DNAの分子特徴、標的たん白質の発現について科学的な評価を行い、栽培上の特徴と構成成分に関する比較分析、栄養価、毒性やアレルギー誘発性に関する安全性評価を行った。
 当該GM作物は、パーティクルガン法による遺伝子組換え技術によって作出したものであり、改変EPSPSたん白質を発現する。挿入及び接合部位のバイオインフォマティクスによる解析の結果、既知の毒性やアレルギー誘発性たん白質を発現するオープンリーディングフレームは存在しないことが示された。また、遺伝子組換えによって挿入された遺伝子の発現について分析した結果、遺伝子組換えの安定性は数世代にわたって示された。それゆえ、当該GM作物のDNAの挿入部位と隣接部位の分子特徴は、安全性の点から懸念を生じるものではなく、挿入構造の安定性に関しても十分に証明されていると考えられる。
 分析の結果、当該GM作物の核は、改変EPSPSたん白質を除き、組成的に非遺伝子組換えとうもろこしと同等であった。実地試験の結果、挿入された特徴を除き、表現型の特徴や栽培上の生産性が変化しなかったことが示されている。動物実験の結果、改変EPSPSたん白質に急性経口毒性、当該GM作物に亜慢性毒性はないことが示され、また、当該GM作物の栄養価は非遺伝子組換えとうもろこしと同等であることが示された。それゆえ、当該GM作物は非遺伝子組み換えとうもろこしと同様に安全であり、ヒトや動物の健康に悪影響を及ぼすことはないと考えられる。今回は、当該GM作物の食品、飼料、輸入及び加工用流通に関する評価が主であり、栽培に関する環境への科学的影響評価は行われなかった。
 以上から、遺伝子組換えとうもろこしGA21に関する情報は加盟国からの懸念を払拭するに十分であり、GA21はヒトや対象動物の健康及び環境に悪影響を及ぼすものではないとの結論に至った。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州食品安全機関(EFSA)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/EFSA/Scientific_Opinion/gmo_op_ej541_GA21Maize_en
,0.pdf
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。