食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02120200343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、カンピロバクター感染症の資料を公表
資料日付 2007年10月4日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)、カンピロバクター感染症に関する資料を公表した。フランスにおける食品原因の感染症罹患率・死亡率の要約は以下のとおり。
 カンピロバクターはサルモネラと共に先進国における細菌性胃腸炎の原因菌となっている。フランスにおける食品原因のカンピロバクター罹病率及び死亡率の研究では、カンピロバクター菌が分離された発症例で罹病率は27?37人/100
,000人となった。
 カンピロバクターは動物(家きん、豚及び牛)偏性細胞内寄生性細菌叢に属し、十分に火が通っていない汚染鳥肉、豚肉または牛肉を介してヒトに感染する。殺菌していない汚染生乳や感染動物、罹患動物に汚染された殺菌浄化していない水もヒトへの感染源になる。食材保管中や調理中に、鶏肉と未処理食材の間で交差汚染が発生する。病人や保菌者もまた感染源となる。食品を介在に感染するケースよりも少ないが、衛生措置の不備からヒト-ヒト間の感染が発生する可能性がある。
 症状は、一般的には2?5日間の潜伏期間を経て軽微な急性胃腸炎の臨床徴候を呈し、一週間以内に軽快する。90%のケースで下痢が見られるが、他に発熱、痙攣のような痛みを伴う腹痛、血便、嘔吐などの症状も見られる。死亡するケースは稀で(致死率0.1%)、子供や高齢者また免疫抑制を受けている患者にリスクがある。
 カンピロバクターの合併症は少なく死因の0.2%である。重篤でない合併症としては腸間膜腺炎、膵臓炎、虫垂炎(特に子供と成人若年層)などがあり、1%のケースでレイター症候群が見られる。ギランバレー症候群はより重篤な合併症(死因の5%)であるが、その発生は稀である(カンピロバクター感染1
,000症例で1?3名)。
 「フランスにおける食品原因の感染症罹患率・死亡率」報告書の概要(5枚)は下記URLで入手可能。
http://www.invs.sante.fr/publications/2004/inf_origine_alimentaire/grilleLecture.pdf
同報告書本文(192枚)は下記URLで入手可能。
http://www.invs.sante.fr/publications/2004/inf_origine_alimentaire/inf_origine_alimentaire.pdf
 さらに、感染症サーベイランス方法、感染症サーベイランス体制のパートナー、サーベイランスデータ、文献へのリンクも掲載されている。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/actualite/index.htm
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。