食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02110330361
タイトル 台湾行政院衛生署、週刊情報「薬物食品安全週報」第106号に「栄養補助食品には銅中毒のリスクがあるか」を掲載
資料日付 2007年9月27日
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概要(記事)  台湾行政院衛生署は9月27日、一般向けの週刊情報「薬物食品安全週報」の第106号を発行した。今号における食品の安全性に関連する掲載内容は、以下のとおり。
1.栄養補助食品には銅中毒のリスクがあるか
 メディアにより最近、様々な種類の栄養補助食品を摂取するとともに、水産物を好んで食べる者が銅中毒になった症例について報じられた。この症例は幸運にも、栄養補助食品の摂取を停止したら健康を回復したが、ヒトはなぜ銅中毒になるのだろうか。どうしたら銅中毒は避けられるのであろうか。
 銅は生体内のたん白質及び酵素を構成する重要な成分であり、ヒトの様々な代謝に関わるほか、骨質の形成や身長の発育を促進する。ヒトは銅が不足すると、貧血、心臓及び循環系の異常、並びに骨格奇形等の症状が現れる。一方、まれではあるが慢性銅中毒になると吐き気、嘔吐、胃けいれん、下痢等の症状を呈し、重篤な場合には肝臓又は腎臓を損傷し、死に至ることもある。
 一般的に、栄養補助食品又は通常の食生活による銅の摂取による健康リスクのおそれはないが、肝疾患及び腎疾患患者は代謝機能が劣り、過剰な銅を迅速に排出することができないため、銅中毒を引き起こすリスクがある。その一例としてウィルソン病(Wilsons Disease)がある。
 多くの栄養補助食品には銅が含まれるため、同署は消費者に対し、ビタミン剤等の栄養補助食品を摂取する前に成分の総量を計算し、バランスの良い食生活を維持することをアドバイスする。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院衛生署
情報源(報道) 台湾行政院衛生署
URL http://www.doh.gov.tw/ufile/doc/960927%e8%97%a5%e7%89%a9%e9%a3%9f%e5%93%81%e5%ae%89%e5%85%a8%e9%80%b1%e5%a0%b1%e7%ac%ac106%e6%9c%9f.pdf
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