食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02100470188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、高リシン含有かつ害虫抵抗性をもつ遺伝子組換えとうもろこしLY038XMON810の穀粒及び加工製品を食品及び飼料として輸入し、市場流通させる申請にに対する意見書を公表
資料日付 2007年6月5日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、高リシンとうもろこしLY038とチョウ目害虫抵抗性とうもろこしMON810の掛け合わせ品種の穀粒及び加工製品を、食品及び飼料として輸入し、市場流通させる旨の申請について、競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から意見を求められ、2007年6月5日付け意見書(11ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 この申請案件は、高リシンとうもろこしLY038系統とチョウ目害虫抵抗性とうもろこしMON810系統の2系統の遺伝子組換えとうもろこしの掛け合わせ品種LY038XMON810の輸入、市場流通許可を求めるものである。また、この申請は欧州においてLY038XMON810の栽培を意図するものではない。
 なお、MON810については1998年の欧州委員会決定により食品及び飼料としての作付が認められており、LY038については2007年6月5日付けでAFSSAが意見書を公表している。
 LY038XMON810における遺伝子の発現、挿入遺伝子の安定性、対照とうもろこしとの化学組成の比較分析、毒性、アレルゲン性及び栄養評価などについて検討した。その結果、次の留意点をあげる。
1.LY038XMON810が産生するたん白質の作用機序は幾つかの代謝系で行われる。このため、相互作用による潜在的毒性に若干の疑念がのこる。
2.LY038XMON810が産生するたん白質の分解と消化についてはin vitroでは特記することは無いが、潜在的な毒性やアレルゲン性に関する項目が欠けているので満足できるものではない。但し、現在の知見ではいかなるたん白質についてもこれらの項目について確信できるものは無い。
 本資料の中で示された結果に基づき、特に遺伝子構造、LY038XMON810の穀粒に含まれるリシンの代謝、飼料の有効性に注意を払いつつ、鶏による動物実験を行った結果、非遺伝子組換えとうもろこしと安全性は同等であった。
 また、検討の結果、ヒトによるとうもろこしLY038XMON810の摂取においても非遺伝子組換えとうもろこしを摂取した場合と安全性は同等であると評価された。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/41965-41966.pdf
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