食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02060230314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、野生動物の肉は腸管出血性大腸菌(EHEC)の感染源として過小評価されているとするプレスリリースを公表
資料日付 2007年8月21日
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概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、野生動物の肉は腸管出血性大腸菌(EHEC)の感染源として過小評価されているとするプレスリリースを公表した。概要は以下のとおり。
 通常ヒトは、感染動物の肉あるいは生乳を介し、又感染動物との直接的な接触によってEHECに感染する。届出が義務付けられた2001年以降、ドイツでのヒトのEHEC感染は毎年平均約1100件(10万人に1.4人)である。これまでEHECの感染源としては家畜が知られており、主要感染源は牛肉だと考えられていたが、食品由来の人獣共通感染症の疫学調査を行う国立リファレンス研究所(BfR内)の調査結果で、現在、牛より野生動物の肉の方がヒトに重要な感染源であることが示された。野生動物肉サンプルのEHEC汚染率は2002年は3%だったが2005年は14.8%で、これは牛肉サンプルの汚染率をはるかに上回っていた。又、国立E.coliリファレンス研究所(BfR内)に送付された、野生動物肉から分離されたEHECの調査で、ヒトに重篤な症状を引き起こすことが知られている型のEHEC(O103:H2、O128:H2、O26:H11)が確認されている。
 国立E.coliリファレンス研究所は調査研究事業において、野生動物及びその肉、ペット、ヒトから分離されたEHEC株を比較し、EHECは野生動物が元来の保菌者であって野生動物から家畜に感染し、間接的に感染家畜と接触したヒトに感染するのか、又野生動物肉中のEHECは直接的にもヒトに感染するのかについて解明する。その後さらなる研究により、野生動物肉で頻繁にEHECが検出されるのは食肉処理時の不衛生に起因するのか、それともEHECは野生動物に特に多く存在するのかについて解明する予定としている。
 BfRは調査結果に基づき、製造者や食品管理当局に対し、必要に応じてヒトのEHEC感染を予防するための衛生勧告行う予定である。
 なお、本プレスリリースの英語版は以下のURLより入手可能。
http://www.bfr.bund.de/cms5w/sixcms/detail.php/9790
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cms5w/sixcms/detail.php/9785
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