食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu02060160216
タイトル ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)、食品中の残留農薬に関する小冊子を公表
資料日付 2007年8月22日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  ニュージーランド食品安全庁(NZFSA)は、食品中の残留農薬について解説した広報用小冊子を作成し、公表した。
 Agricultural Compound Residues in Food (食品中の残留農薬)と題する当該小冊子は、複雑な残留農薬に関しQ&A方式で平易な言葉で解説した内容となっている。その主要項目は以下の通り。
1.序章
2.農薬とは何か。:一次生産物(農場栽培食物もしくは飼育動物)の生産で使用される化学物質である。アマチュア園芸家により、またネコやイヌなどの家畜の健康のためにも使用される。
3.生産者が農薬を使用する理由は何か。:生産物の量並びに質を改善させるため、また腐敗の速度を遅らせるために使用される。
4.食品に残留農薬が許容される理由は何か。:農薬を一度に効力を発揮するよう使用する場合、最終食品中に痕跡が残る。許容される最大基準値は、健康に及ぼすリスクが理論的にゼロとなるよう注意深く査定される。
5.農薬が使用される前に必要な要件は何か。:ニュージーランドでは農薬が使用される前に農薬・動物医薬品法の要件を満たすことが必要である。
6.食品中の残留農薬の限度は何か。:食品中の残留農薬については、MRL(残留農薬基準)及びADI(一日摂取許容量)の2つの基準がある。
7.残留農薬を含む食品を大量に摂取した場合にはどうなるか。:もし各物質の一日の摂取がADI以下で食事が様々な食品を含むならば、健康にリスクを及ぼすほどの物質を摂取する可能性はほとんどない。
8.残留農薬がMRLを超過している場合、食品は安全かどうか。:残留レベルがMRLを超えている場合、当該食品が最善の規範に従って生産されたものではない可能性があることを意味する。しかし、MRL設定システムに組み込まれた大幅な安全性マージンは、食品が安全である可能性を意味している。
9.ニュージーランドの食品は、欧米諸国よりも残留農薬が多いかどうか。:ニュージーランドの食品は、一般的に海外のレベルと同等もしくは低いレベルにある。同様のことは、発見された残量農薬数にも当てはまる。
10.一部の農薬が海外で禁止されていながらニュージーランドで禁止されていない理由は何か。:色々の理由があるが、例えばニュージーランドで当該農薬が使用された作物について或る国では栽培されていない、または害虫が存在しないといった状況もある。
11.自然発生の毒素は摂取しても安全かどうか。:植物、動物及び微生物により作られる多くの自然毒素摂取の安全なレベルについてはあまり良く知られていない。
12.農薬の使用に適用される法律は何か。:1997年農薬・動物医薬品法(Agricultural Compounds and Veterinary Medicines Act 1997)、1981年食品法(Food Act 1981)、1996年危険物質及び新生物法(Hazardous Substances and New Organisms Act 1996)、1999年動物製品法(Animal Product Act 1999)の条項及び動物製品(Animal Products)、2006年ニュージーランド食品基準(New Zealand Food Standards 2006)の残留農薬関連規則並びに基準がある。
13.食品中の残量農薬のレベルを検査するのは誰か。:NZFSAが食品中の残留及び住民の暴露についてモニタリングを行っている。
14.残留農薬の摂取を削減出来る方法は何か。:(1) ほこり及び土を取り除くために生鮮生産物を良く洗う。(2) 住宅及び庭園の周辺では常に農薬の混合並びに適用について表示を遵守し、また全抑制期間を待つ。(3) 信頼のおける会社からの混合物を使用し、土壌に良く混合するよう注意する。(4) 自然毒素への暴露を最小限に抑えるために外観が損傷せず新鮮に見える生産物を摂取する。(5) 食品を通常受け入れられている方法で調理し、摂取する。加熱調理する必要がある場合には、良く加熱調理する。
15.追加の情報をどこで入手出来るか。:NZFSAのウエブサイト(http://www.nzfsa.govt.nz/)から入手出来る。
 小冊子の全文(20ページ)については以下のURLから入手可能。
http://www.nzfsa.govt.nz/consumers/food-safety-topics/chemicals-in-food/chemical-residues-booklet/index.htm
地域 大洋州
国・地方 ニュージーランド
情報源(公的機関) ニュージーランド食品安全機関(NZFSA)
情報源(報道) NZFSA
URL http://www.nzfsa.govt.nz/publications/media-releases/2007/chems-booklet-released.htm
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