食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu02020310111 |
タイトル | カナダ食品検査庁(CFIA)、同国10例目のBSE感染牛について調査報告を公表 |
資料日付 | 2007年7月25日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | カナダ食品検査庁(CFIA)は7月25日、同国10例目のBSE感染牛について調査報告を公表した。概要は以下のとおり。 1.背景 (1)2007年4月24日、ブリティシュ・コロンビア州Fraser Valley地区の搾乳場で当該牛は分娩後に起立不能(ダウナー)となり処分された。 (2)2007年5月2日、当該牛のBSE感染が確認された。 (3)当該牛のと体は焼却処分のためCFIAのラボへ最終的に移送され、と体のいかなる部位も食品及び飼料の供給行程に入らなかった。 2.動物調査 (1)当該陽性牛は2001年11月10日生まれの登録済みホルスタイン牛で、死亡時は66ヶ月齢であった。 (2)当該症例牛の飼料コホートは156頭と断定され、当該症例牛とともに出生農場で飼養された。 (3)上記飼料コホートはホルスタイン種の雌で構成される。雄は出生して数週間後に肥育及びと畜目的で売却されており、汚染された可能性のある飼料に暴露する機会がなかったため調査から除外された。 (4)当該飼料コホートの追跡調査で、当該搾乳場の他の1群にいた生体牛41頭を特定した。そのうち5頭は当該調査とは無関係の理由で処分されていた。当該5頭のと体は当該症例牛とともに処分される予定。 (5)上記飼料コホートの生体牛41頭のうち残る36頭は現在隔離されており、出産後に処分することで生産者との同意が成立している。 (6)当該飼料コホートの残る115頭の処分状況等については以下のとおり。 ①計92頭は死亡又はと畜されていることが確認された。(このうち5頭はカナダ国家BSEサーベイランスで検査され、陰性であった) ②計23頭は記録不備のため追跡不可能と断定された。 3.飼料調査 (1)当該症例牛が生後1年間に接触した可能性のある複数の飼料及び各飼料の製造工程に焦点を絞って調査した。 (2)当該農場では1匹以上の猫と犬1頭を飼っていたが、犬だけが市販のペットフードを給与されていた。 (3)全茎葉飼料(乾草及びサイレージ)は市販の肥料を施肥された耕作地で栽培され、当該農場所有の機器で収穫された。 (4)茎葉飼料以外の飼料製品は市販飼料3種類(①泌乳牛用、②若雌牛用、③泌乳前の牛用)及びミネラル混合固形塩で、いずれも製造元は同じであった。 (5)当該農場の牛は6~8ヶ月齢から分娩前の2~3週間まで、茎葉飼料(乾草及びサイレージ)のみを給餌されていた。 (6)症例牛が直接暴露した調合飼料は若雌牛用飼料だけだが、泌乳期牛用、乾乳期牛[訳注:泌乳前の牛]用の飼料及びミネラル混合固形塩に偶然暴露した可能性についても完全には排除できない。 (7)若雌牛用飼料の原料の受領又は輸送中の交差汚染が感染源である可能性が最も高いが、他の飼料製品又は飼料製造工程の他の段階における交差汚染の可能性についても排除できない。 4.調査概要 カナダのBSEリスクのパラメーターに、当該症例による変化はない。 |
地域 | 北米 |
国・地方 | カナダ |
情報源(公的機関) | カナダ食品検査庁(CFIA) |
情報源(報道) | カナダ食品検査庁(CFIA) |
URL | http://www.inspection.gc.ca/english/anima/heasan/disemala/bseesb/bccb2007/10investe.shtml |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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