食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01980160105
タイトル 米国食品医薬品庁(FDA)、ウナギなど5種類の中国産養殖魚の輸入保留を公表
資料日付 2007年6月28日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  米国食品医薬品庁(FDA)は禁止されている薬剤が検出されたとしてウナギなど5種類の中国産養殖魚の輸入を保留する(detain)旨を公表した。概要は以下のとおり。
1.米国で使用が禁止されている薬剤が残留していないことが確認されるまで中国からのナマズ(catfish)、メコンオオナマズ(basa)、エビ、デイス(dace、鯉の近縁種)、ウナギの5種類の養殖魚の輸入を保留すると公表した。
2.FDAの食品予防担当次官Dr. David Achesonは、「中国産養殖魚に依然として米国では禁止されている物質が含まれているためこの措置となった。安全基準を満たしていることが確認されれば製品の輸入を許可する。」とコメント。
3.2006年10月から2007年5月の間に実施された抜き取り検査で、中国産養殖魚から米国で禁止されている抗菌剤が繰り返し検出されていた。汚染薬剤はニトロフラン、マラカイトグリーン、ゲンチアナバイオレット、フルオロキノロンで、ニトロフラン、マラカイトグリーン、ゲンチアナバイオレットは動物による長期毒性試験で発がん性が示唆されている。食品に残留するフルオロキノロンは薬剤耐性菌を増やす可能性がある。いずれも米国では養殖魚への使用が禁止されており、ニトロフランとマラカイトグリーンは中国政府も禁止している。中国ではフルオロキノロンの使用は認められている。
4.残留薬剤のレベルは低く、殆どが検出限界レベルであった。既に流通している養殖魚のリコールは求めないし、消費者に購入した製品の廃棄や返却は勧めない。FDAは長期暴露と耐性菌の発生を憂慮する。
5.輸出業者はこれら薬剤が含まれないよう確保する措置を実施していることを証明する具体的な情報を提供することによりこの保留措置を免除される。また、個別の貨物について禁止薬剤が含まれていないことを確認する書面の提出により輸入販売が許可される。
 米国食品安全・応用栄養センター(CFSAN)はこれに関連し「魚に含まれるゲンチアナバイオレットおよびブリリアントグリーンの定量・確認分析方法」をLaboratory Information Bulletin(LIB No. 4395、Volume 23
, May 2007)として公表。以下のURLから入手可能。
http://www.cfsan.fda.gov/~frf/lib4395.html
地域 北米
国・地方 米国
情報源(公的機関) 米国/食品医薬品庁(FDA)
情報源(報道) 米国食品医薬品庁(FDA)
URL http://www.fda.gov/bbs/topics/NEWS/2007/NEW01660.html
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