食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01950130343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、2007年4月?5月にフランス南部ロゼール県で発生したQ熱集団感染症例に関する6月6日時点での現状(続報)
資料日付 2007年6月6日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は、2007年4月?5月にフランス南部ロゼール県フロラックで発生したQ熱集団感染症例について、6月6日時点の現状報告を公表した。
 2007年5月10日にフランス南部ロゼール県保健社会局(Ddass)は、同県フロラックにある農業教育センターに通っていた複数の者に4月中旬以降、Q熱を疑わせるインフルエンザ症候群が集団発生したとの報告を受け、集団感染症例発生の確認、病原体(Q熱)の確認及びその感染源の特定に向けて、直ちに調査を開始した。症例については、次のように定義された。
1.「症例の可能性がある」:フロラック地区に在住している、又は滞在したことがあり、3月1日以降38.5℃の原因不明の発熱を呈する者
2.「推定症例」:フロラック地区に在住している、又は滞在したことがあり、3月1日以降38.5℃の原因不明の発熱及び肝臓細胞溶解の徴候を呈する者
3.「確定症例」:推定症例又は症例の可能性があると定義され、Q熱について血清学的に陽性とされた者
 6月6日時点でこれらの症例定義に一致した者が14人特定された(確定4人、推定2人及び可能性8人)。症例の内訳は、23歳?59歳の男性9人、女性5人で、14人中10人が農業教育施設に通っていた。残り4人は当該施設に通ってはいないが、3月1日以降フロラックに在住している、又は滞在したことがあった。これまでに4人が入院したが、経過は良好である。
 今日までに収集した情報から、2007年3月から5月までフロラックでQ熱の流行が発生したと結論付けることができる。今日までに報告のあった症例の大半はフロラックの農業教育センターに通っていた。また、疫学調査の結果からは、感染源は特定できていない。現在、コホート調査及び獣医師による家畜の調査の分析が進められている。
 2007年4月初旬以降フロラック及びその近隣の市町村に在住又は滞在したことがある者は、Q熱による感染リスクに暴露された可能性がある。従って、2007年4月初旬以降インフルエンザ症候群を呈した者又はたとえ症状を呈していなくても脆弱な者(妊婦、心臓弁に損傷のある者又は免疫防御機能が低下する深刻な疾病を有する者)は、医師の診断を受けるよう勧告する。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/display/?doc=presse/2007/le_point_sur/fievre_q_060607/index.html
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