食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01950030188
タイトル フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、カット野菜の洗浄用加工助剤としての塩素使用許可に関する意見書を公表
資料日付 2007年4月20日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、カット野菜の洗浄用加工助剤としての気体の塩素(Cl2)使用許可についてフランス経済・財政・産業省競争・消費・不正抑止総局(DGCCRF)から意見を求められ、2007年4月20日付意見書(2ページ)を公表した。
 現在カット野菜の消毒剤として許可されているのは、次亜塩素酸ナトリウム(NaOCl)のみである。塩素処理溶液中の遊離塩素としてのNaOClの最大使用量は80ppm(mg/L)で、使用後に洗浄が義務付けられている。また、有機塩素残留物(吸着性有機ハロゲン(AOX))の最大残留量は100μg/kgサラダ用葉菜を下回ることが使用条件とされている。
 Cl2とNaOClという2つの塩素の形態は、Cl2が環境をわずかに酸性化するのに対しNaOClはアルカリ性にするという違いを除き、いずれも同じ化学種に行き着く。
 Cl2を使用するにあたり、溶液のpH値を調整し酸性の状況(pH<4.5)を回避しなければならない。というのも、この状況下では反応の平衡が溶解し揮発性の高いCl2の形成を促し、当該塩素処理工程で発散する可能性がある。
 気体の塩素は、塩素処理溶液を適切に管理するという条件下で、NaOClと同じ活動範囲及び有効性をもつ。
 先般フランスにおけるサラダ用葉菜の塩素処理施設6ヶ所で実施したCl2及びNaOClの工業使用試験から得られたAOXの生成に関する生データを検討した結果、NaOClを使用した施設ではAOXの平均含有量が指針値(100μg/kgサラダ用葉菜)を有意に超過することはなかった(p>0.05)のに対し、Cl2を使用した施設ではこの指針値を有意に上回った(164μg/kg)(p<0.05)。
申請者によると、カット野菜の摂取によるAOXへの暴露量の推算は、40g/日の95パーセンタイル摂取量では、Cl2及びNaOClで各々4μg AOX /日及び7μg AOX /日となる。この一日あたりの暴露量は、塩素殺菌を施した供給水中のトリハロメタン(THM)への暴露量(可能な暴露経路を全て考慮した場合の暴露量)を下回る。
 結論として、カット野菜の洗浄におけるCl2とNaOClという2つの塩素の使用工程は、化学的な観点から同等であると考えられる。ただし、HOClと次亜塩素酸イオン(CIO-)の最終的な化学平衡が主としてpH値によって決まることから、工業使用においてはこのパラメータを制御することが求められる。
 気体の塩素により処理されたサラダ用葉菜の摂取自体は消費者への健康リスクとはならないと考える。ただし、塩素処理施設で実施した試験結果を考慮すると、AOX含有量の指針値を超過しないよう当該処理工程を適切に管理する必要がある。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
情報源(報道) フランス食品衛生安全庁(AFSSA)
URL http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/41033-41034.pdf

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