食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01930310344 |
タイトル | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)、牛の中枢神経系組織による頭部肉汚染の食品安全リスク評価意見書 |
資料日付 | 2007年5月11日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA)科学委員会は、牛の中枢神経系組織により頭部肉が汚染した場合の食品安全リスクに係る評価意見書を公表した。 90年代にBSEが蔓延したことを受けて、欧州委員会は、TSEの防止、管理及び根絶に向けたEU規則(EC)999/2001を策定した。特定危険部位、機械的回収肉及びと畜技術に関する付属文書IIのA-7で、12ヶ月齢超の牛の頭部肉については、中枢神経系組織による汚染を防ぐため管轄当局の承認する所定の管理システムに基づきと畜場で回収すべきであると定めている。回収した咬筋及び頭蓋内の特定器官(舌等)は食用にされる。 先般、と畜場に由来する牛の頭部肉(外側の咬筋)の検体についてグリア線維細胞酸性たん白質(中枢神経系組織が存在する証拠)を酵素免疫抗体法により測定した結果、いくつかの症例で陽性反応が出た(指標値2.3%)。このことは、頭部肉が中枢神経系組織により汚染されている可能性があること、またと畜技術及びその管理に改善の余地があることを示している。 本件について、AFSCA科学委員会は、次の3点について依頼を受けた。 1.牛の中枢神経系組織により頭部肉が汚染された場合の食品安全リスクを評価する。 2.このリスク評価を参考にして、規則(EC)999/2001付属文書IIのA-7が現在のBSE発生率を考慮した場合、適切といえるかどうかを確認する。 3.中枢神経系組織の試験結果が出るまでは12ヶ月齢から24ヶ月齢(又は36ヶ月齢)の牛の頭部を保管する必要があるかどうか検討する。 結論は次のとおり。 1.ベルギー国内のBSE発生率は非常に低いことから、上記リスクは非常に低いと考える。ただし、試験の感度が低いため確認された症例数を上回る感染牛がいることなどから、公衆衛生上のリスクは無視できるものではない。 2.特定危険部位の除去が公衆衛生確保の重要な措置である以上、規則(EC)999/2001付属文書IIのA-7の修正を勧告することはない。 3.ベルギー国内のBSE発生率は非常に低いことから、検査結果が出るまでの間、頭部を保管することは食品の安全性を高めるものではないと考える。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ベルギー |
情報源(公的機関) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
情報源(報道) | ベルギー連邦フードチェーン安全庁(AFSCA) |
URL | http://www.afsca.be/home/com-sci/doc07/2007-05-11-AVIS102007_fr.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。