食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01930180188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、飲用水の汚染につながるおそれのあるトリルフルアニド含有農薬の使用及び消費者への定量リスク評価の実施に関する意見書を公表 |
資料日付 | 2007年4月24日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、飲用水の汚染につながるおそれのあるトリルフルアニドを含有する農薬の使用及び消費者への定量リスク評価の実施について食品総局から諮問を受け、今般2007年4月24日付意見書(参考文献付き、全10ページ)を公表した。 先般ドイツで飲用水からニトロソアミンが検出された原因を把握するための調査において、N-ニトロソジメチルアミン(NDMA)の先駆体となり得る化合物としてN.N-ジメチルスルファミド(DMS)が特定された。NDMAは、飲用水にオゾン処理を施す際に形成されると考えられる。 この先駆体が生じる原因とされるものの一つに、トリルフルアニド等を有効成分とする農薬の使用が挙げられる。トリルフルアニドの代謝産物の一つがDMSであり、これが土壌、地下水及び地表水に存在するおそれがある。 ニトロソアミン、特にNDMAには発がん性があり、この物質が健康にリスクとなることから、食品総局は、フランスでトリルフルアニドを主成分とした農薬が許可されている実態及び飲用水の処理状況を考慮し、ニトロソアミンの形成が可能となる条件を検討するようAFSSAに依頼した。結論は次のとおり。 ニトロソアミンの使用実態及び飲用水のオゾン処理工程を考慮すると、DMS に対するオゾン作用によりNDMAが形成される可能性は排除できない。しかし、NDMAによる飲用水の汚染頻度及び汚染レベルを評価するためのデータは今のところ入手不可能であり、消費者への定量リスク評価を行なうことはできない。オゾン作用によるNDMA形成の可能性を評価するには、補足データが必要である。 一方で、NDMAによる飲用水汚染には、原水の汚染やオゾン処理以外の水処理工程の作用など別の原因も挙げられていることから、さらなるデータの収集が求められる。 NDMAの主要な摂取源として食品が挙げられるが、この摂取量をより正確に推定し、飲用水からの摂取量と比較するための調査を今後実施する必要がある。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/40839-40844.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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