食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01900630314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「クローン動物由来食品に関する米国食品医薬品庁(FDA)のリスク評価は理解できる」を公表 |
資料日付 | 2007年4月27日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「クローン動物由来食品に関する米国食品医薬品庁(FDA)のリスク評価は理解できる(独語nachvollziehbar/英訳comprehensible , intelligible)」(6ページ/2007年2月20日付)を公表した。概要は以下のとおり。 1. 背景 FDAは2006年12月28日、クローン動物及びそれらの産子由来の食品(肉及び乳製品)の安全性に関するリスク評価案を公表した。その中でFDAは、クローンの牛、豚及び山羊、及びそれらの産子由来の食品は、通常動物由来の食品と同様に安全だと結論している。BfRは、FDAの当該評価案に対する見解を示した。その際特に、論理構成(独語Schlussigkeit/英訳conclusiveness)を検証し、不足する知見を指摘した。 2. 結論 FDAのリスク評価は、クローン動物の健康を、クローン動物由来食品の安全性の評価のための本質的観点であると強調している。FDAが約300の調査に基づき4年をかけて行ったリスク評価は、クローニング及び動物の健康に関する分野の独立した立場の専門家の審査を受けたもので、非常に包括的である。当該リスク評価は、クローン動物由来の食品(乳及び肉)の組成と、従来どおり生産された等価物の組成とを広範に比較するものである。FDAの評価では、選定された成分のみが分析され、検査対象外の既知の成分及び新たな生成物の差異については把握されなかったことをBfRは指摘する。 またBfRは、動物製品がクローン動物由来であるかどうかを検証する検査方法は、これまで存在しないことを指摘する、それゆえ、クローン動物由来食品の表示義務の管理は現在不可能である。 食品の安全性評価に関するFDAの結論は、根拠とされた(牛、豚及び山羊並びにそれらの産子に関する)分析データの完全性を留保した上で、理解できる(独語nachvollziehbar/英訳comprehensible , intelligible)。当該データに基づくFDAの結論は、妥当である(plausible)とBfRは判断する。 FDAは以下について言及しているが、BfRもそれを支持する。 ①クローニングのプロセス、特に初期の胚発生過程について更に研究が必要である。 ②現在実施中の動物の健康に関する研究を、評価に取り入れるべきである。 ③クローン動物及びそれらの産子由来の食品の同等性について更に調査が必要である。 |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/208/risikobewertung_der_food_and_drug_administration_zu_lebensmitteln_von_geklonten_tieren.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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