食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01900400188 |
タイトル | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)、英国における状況改善を勘案した鳥インフルエンザ流行リスク再評価意見書 |
資料日付 | 2007年4月25日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA)は、英国における状況及び疫学調査の結果を考慮し鳥インフルエンザ流行リスクについて再評価するよう食品総局(DGAI)から意見を求められ、4月25日付で意見書(3ページ)を公表した。 2006年9月12日付意見書ではリスクレベルを6つに区分しており(無視できる程度(1と2の下位区分あり)、低い、中程度、高い、非常に高い)、今年2月に英国の七面鳥飼育場で高病原性H5N1亜型ウイルスによる感染例が発生した際に「無視できる2」(1b)から「低い」(2a)にリスクレベルを引き上げていた。今般の諮問は、このリスクレベルを再び「無視できる2」に引き下げることの可否についてである。 今年1月23日にハンガリーのガチョウ飼育場で高病原性H5N1亜型ウイルスによる感染例が同定され、2月3日には英国南東部の七面鳥飼育場で高病原性H5N1亜型ウイルスによる感染例が確認された。その後、いずれの国でも鳥インフルエンザが終結したことが公式に発表され、3月中旬にはともに感染地周辺の制限措置が解除された。 疫学調査からは、英国における野鳥からのウイルス侵入の可能性を示唆する結果は出ていない。また、両国で発見されたウイルスの相同性が極めて高いことから、英国へのウイルス侵入が英国とハンガリーとの貿易によるものと考えられる。 EU内では2月初頭以降、家きんにも野鳥にも感染例は確認されていない。また、国際連合食糧農業機関(FAO)が中心となり2006年12月から2007年3月にかけてアフリカにおいて行なったアクティブサーベイランスの予備結果では、3 ,250羽の野鳥のうち分析結果が入手できた2 ,000羽から高病原性H5N1亜型ウイルスが検出されなかった。 以上のことを考慮すると、野生動物相からの高病原性H5N1亜型ウイルスによるフランス本土の鳥の感染リスクは、今のところ「無視できる2」(1b)と推定することができる。従って、鳥インフルエンザ緊急共同審議グループは、リスクレベルを「無視できる2」(1b)に引き下げることに好意的な見解を示すとした。ただし、野生動物相に起因しない暴露源が引き続き存在することを考慮にいれる必要がある。 フランス農業・水産省は、この意見書を受け、おとり鳥(鴨・家鴨)の移動制限を解除し、伝書鳩を条件なしで放つことを再び許可する旨の5月7日付声明を出した。 Http://www.agriculture.gouv.fr/spip/leministere.leministrelecabinet.communiquesdepresse_a7018.html |
地域 | 欧州 |
国・地方 | フランス |
情報源(公的機関) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
情報源(報道) | フランス食品衛生安全庁(AFSSA) |
URL | http://www.afssa.fr/Ftp/Afssa/40662-40663.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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