食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01890250314 |
タイトル | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「MON863とうもろこしの90日間ラット試験:健康リスクは指摘されない」を公表 |
資料日付 | 2007年4月20日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、2007年3月にSeraliniらが公表したMON863とうもろこし(※)の90日間ラット給餌試験のデータの再評価結果に対し欧州食品安全機関(EFSA)がEU加盟国に見解を求めたのを受け、意見書「MON863とうもろこしの90日間ラット試験:健康リスクは指摘されない」(2ページ/2007年3月29日付)を公表した。BfRの結論は以下のとおり。 90日間給餌試験はMON863の認可手続きにおいて提出された申請書類に含まれていたもので、これらの書類はEFSAによって包括的に安全性が評価された。フランス食品衛生安全庁(AFSSA)もこの申請に対する意見書を公表した。両機関の評価結果は、MON863とうもろこしを使ったラット毒性試験からは、MON863とうもろこし摂取による有害影響は指摘されないというものであった。 ドイツ連邦農業研究センター(FAL)の飼料研究所も当該試験を評価したが、栄養生理学的見地から、MON863とうもろこしと非遺伝子組換え対照とうもろこしとの間に生物学的に重要な差は識別できなかった。 BfRは、当該給餌試験が基本的にOECD Guideline for the testing of chemicals 408(Repeated Dose 90-day Oral Toxicity Study in Rodents)に準拠して実施されたことを確認した。給餌の仕方及び餌の調合にも批判する点はない。 血液及び尿の臨床化学検査において、対照動物と比較し、いくつかの(たいていごくわずかの)統計的に有意な差があった。 これらの差の評価の際に、申請者によって、以前のラット試験で得られた歴史的対照データと共に、市販とうもろこしを与えられた(同種ラットの)追加対照群のデータも集められた。個々の検査群の間に生じた統計的な有意差の毒性学的意義を審査するためには、これらのデータを比較する必要がある。BfRの経験からは、問題の90日間給餌試験で生じた差や自然な変動幅は基本的に異常ではない。 さらに、血液及び尿の分析で観察された統計的な有意差には、特に用量依存性に関して、安定した型が見られない。臓器の重量の算定においても組織病理学的検査においても、選択された臓器及び組織に、有意な影響は確認されなかった。それゆえBfRは、観察された統計的な有意差は毒性学的に重要でないと結論する。 Seraliniらが改めて行ったデータの統計分析は、詳細にチェックしても、90日間ラット試験に対する以前の評価結果を疑わせるような新たな証拠となるものではないとBfRは判断する。 (※MON863とうもろこし:害虫抵抗性の遺伝子組換えとうもろこしで、2006年1月にEUで食品及び飼料としての使用が認可された。) |
地域 | 欧州 |
国・地方 | ドイツ |
情報源(公的機関) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
情報源(報道) | ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR) |
URL | http://www.bfr.bund.de/cm/208/90_tage_studie_an_ratten_mit_mon863_mais.pdf |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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