食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01840280361
タイトル 台湾行政院衛生署、週刊情報「薬物食品安全週報」第77号を発行
資料日付 2007年3月8日
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概要(記事)  台湾行政院衛生署は3月8日、一般向けの週刊情報「薬物食品安全週報」の第77号(全3ページ)を発行した。今号における食品の安全性に関連する掲載内容は、以下のとおり。
1.覚せい剤によるダイエットにより健康を失ったとしたら、その代価は大きい
 覚せい剤の一種であるアンフェタミン類は中枢神経に働きかける興奮剤であり、食欲抑制作用があるため、違法にダイエット薬に使用されることが多い。服用当初は興奮、快楽感、自信等の心理的作用があり、短期間でダイエット効果が現れるが、急速なダイエットを求める者は習慣性を獲得しやすい。長期服用すると妄想、幻覚、睡眠障害等の症状が現れ、服用をやめると禁断症状が現れる。副作用等の詳細は、同署管制薬品管理局のホームページで閲覧できる。
 ダイエット薬の服用に関するアドバイスは、以下のとおり。
(1)認可されているダイエット薬成分はゼニカル及びリダクティルの2種類のみで、医師の処方が義務付けられている。
(2)食品衛生管理法によると、食品は医療効果を表示・標榜してはならない。
(3)医薬品は購入・服用前に、必ず医薬品許可証番号があるかどうかを確認すること。医薬品許可証については、同署ホームページで検索可能。
2.スイートバジル中のサフロールは含有量が少ないため、消費者は心配する必要はない
 スイートバジルはよく使われる有名な香味食材で、料理等への使用の歴史は千年に達する。
 一方、サフロールはスイートバジル、八角、ウイキョウ、トウキ、ケイヒ等、様々な植物に含まれる香味成分であり、動物実験により肝臓がん誘因作用が認められるまでは、ルートビア(※訳注)等の一般的な食品に香料として歴史的に使用されてきた。
 ※訳注:ルートビア(root beer)は、アルコールを含まない炭酸入りのハーブ飲料の一種。桜などの樹皮、甘草の根を原料に糖蜜などをブレンドして作られる。
 台湾では飲料へのサフロール使用上限量を1.0ppmと規定し、包装上の目立つ位置に成分名称及び含有量の表示を義務付けている。現在までのところ、発がん例は存在しないが、国際癌研究機関(IARC)は、サフロールをグループ2B(ヒトに対しておそらく発がん性がある)に分類している。
 検査の結果、スイートバジルには微量のサフロールが含まれることがわかった。ヒトの健康影響については解明されていないが、スイートバジルは一般に香料や調味料として使用されるため摂取量は少なく、健康へのリスクは低いと考えられる。同署は消費者に対し、一部の食品は過剰に摂取すると健康を害することから、バランスの取れた食習慣を身につけることをアドバイスする。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院衛生署
情報源(報道) 台湾行政院衛生署
URL http://www.doh.gov.tw/cht/content.aspx?doc_no=48988
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
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