食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01820300343
タイトル フランス衛生監視研究所(InVS)、腸チフスの集団感染症例に関する報告書を公表
資料日付 2007年2月27日
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分類2 -
概要(記事)  フランス衛生監視研究所(InVS)は、2006年7月にパリのレストランに関連した腸チフスの集団感染症例に関する報告書(20ページ、7つの付属文書付き)を公表した。
 フランス本土における腸チフスの発生率は非常に低く、風土病となっている国での滞在後に帰国してから届出た症例が80%以上を占めている。2006年7月にイル・ド・フランス(首都圏)に在住する者のなかで複数の腸チフス症例の届出があった。この集団感染の原因を突き止め、適切な管理措置を講じるために調査が開始された。
 疫学調査の結果、パリにあるレストランがその原因と疑われ、立ち入り調査が行なわれた。25名の従業員に対し、聞き取り調査及び6回の便細菌培養が実施された。
 6月26日から7月20日にかけて発症した11症例(10人が確認例、1人が疑い例)は、いずれも当該レストランで生の調理品を食していた。従業員のなかに、腸チフスの既往症がある者又は最近その症状を呈した者はいなかった。アジア出身の従業員1人について、実施した6回の便細菌培養のうち、4回でS.Typhiが分離された。この分離株と症例から分離された分離株のリボタイプ等の特徴は、区別できないものであった。
 今回の集団感染症例は、健康なS.Typhi保菌者により調理中に汚染した生の調理品をパリのレストランで摂取したことに起因する。過去に数回起こったように国内での腸チフスの集団感染は起こり得ることであり、レストラン施設で適正衛生規範を実施することは重要であり、その点について従業員を教育することが必要である。
地域 欧州
国・地方 フランス
情報源(公的機関) フランス衛生監視研究所(InVS)
情報源(報道) フランス衛生監視研究所(InVS)
URL http://www.invs.sante.fr/display/?doc=publications/2007/fievre_typhoide_paris_juillet_2006/index.html
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