食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01800610361
タイトル 台湾行政院衛生署FDA準備グループ、週刊情報「薬物食品安全週報」第74号を発行
資料日付 2007年2月15日
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概要(記事)  台湾行政院衛生署FDA準備グループは2月15日、一般向けの週刊情報「薬物食品安全週報」の第74号(全4ページ)を発行した。今号における食品の安全性に関連する掲載内容は、以下のとおり。なお、FDA準備グループは、「行政院薬物食品管理署」(FDA)の設立準備のために衛生署内に2005年8月中旬に設置された機関である。
1.旧正月期間には「1日5サービングの野菜・果物」の摂取習慣を実行しよう
 さまざまな学術研究によると、野菜の摂取不足は慢性疾患の重要な原因である。このため、WHO及び多くの先進国の食事ガイドラインにおいては、野菜・果物を多く摂取することを推奨項目として、市民に生鮮野菜・果物を多く摂取するよう勧めている。しかし、衛生署がここ数年にわたり台湾人に対して実施している健康調査の結果、いずれの年齢層においても野菜・果物の摂取量は不足しており、摂取不足率は80%にも達している。
 台湾人の大多数は野菜・果物を十分に取ることは健康に良いことを知っているが、外食人口の増加により、多くの台湾人は「野菜・果物の十分な摂取」を実行しづらく感じているものと推察する。このため、衛生署は農業委員会と協力して「1日5サービングの野菜・果物」の摂取習慣を推進し、外食派にとっても便利な食事ガイドの提供を目指している。
 そこで、まずは行政機関内部からの実施を目指し、会議等で提供する弁当には少なくとも野菜1.5サービングと果物1サービングを含むようにしたほか、会議等で大皿で提供するデザートのうち、少なくとも3分の2はケーキ等の代わりに野菜・果物で占めるようにする等、具体的な行動をもって「1日5サービングの野菜・果物」の摂取習慣を奨励している。
 「1日5サービングの野菜・果物」の摂取習慣のほか、衛生署は「4つの少なくと1つの多く」の食事習慣(肉の脂身、油を使用したスープ、フライ食品及び調味料を少なく摂取し、野菜・果物を多く摂取する食事習慣)を実践することも推奨している。 
2.食器の新しいトレンド(1):割り箸について
 外食人口の増加につれ、使い捨て割り箸等の使用が増加していることを受け、行政院環境保護署は2006年7月から使い捨て食器の使用を制限する政策を推進しているが、割り箸の使用は一向に減らない。一方、多くの外食派は、割り箸に残留する二酸化硫黄による健康影響を懸念している。
 割り箸の変色や微生物・カビの発生を防ぐことを目的に、割り箸は一般に硫黄による燻蒸工程を経て製造されるため、二酸化硫黄が残留する。二酸化硫黄の残留量の多い割り箸は、鼻をつく臭いがしたり、色が白すぎたりする。喘息患者が二酸化硫黄に過剰に暴露すると発作を引き起こすため、問題は軽視できない。
 これら使い捨ての木製品の多くは中国大陸から輸入されているが、先ごろ中国安徽省の悪質な業者が使用済みの割り箸を漂白し、再度流通している実態が報道された。衛生署は消費者の安全を守るために、2007年4月1日から割り箸製品に製造者名、製造者連絡先及び使用期限の表示を義務付けることを決定した。また、衛生署は割り箸中の二酸化硫黄残留量の上限基準を策定しているところであり、早ければ今年末又は来年初めから実施する予定である。
 衛生署は消費者に対し、外食の際は繰り返し使用できる自分の箸を持参することを勧める。また、割り箸を使用する場合は、きちんと包装されているものを選び、鼻をつく臭いがしたり、色が白すぎたりするものを避けるようアドバイスする。二酸化硫黄の残留量を減らす方法としては、割り箸を使用する前に温水に3?5分間浸すと良い。
地域 アジア
国・地方 台湾
情報源(公的機関) 台湾行政院衛生署
情報源(報道) 台湾行政院衛生署
URL http://www.doh.gov.tw/cht/content.aspx?doc_no=48722
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