食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01800520305
タイトル 欧州食品安全機関(EFSA)、飼料中の青酸化合物に関する科学パネルの意見書
資料日付 2007年2月14日
分類1 -
分類2 -
概要(記事)  シアン化水素は、様々な植物に広く含まれる青酸配糖体の酵素加水分解によって生成される。この青酸配糖体を含む典型的な飼料源としては亜麻仁、キャッサバの根、ソルガムなどがある。シアン化水素はシアン化物とともに全ての動物にとって有毒であり、時には致命的な急性中毒を引き起こすことがある一方、しばしば、成長抑制や神経症など慢性中毒を引き起こしている。シアン化水素は消化器官の微生物の働きによって発生することから、単胃動物やヒトと比較すると、前胃を持つ反すう動物はシアン化水素の影響を受けやすいといえる。
 シアン化物が肉、内臓肉及び卵に移行するかどうかを確認した系統的実験は今まで行われていないが、致命的な中毒症状を呈した山羊の肝臓に青酸残留物が発見されたことはある。しかし、動物がシアン化水素中毒になっていない場合、代謝などを考慮に入れると、ヒトの消費用肉や卵中のシアン化水素の残留水準は極めて低いと考えられる。また、同様に、ミルクへの残留水準も極めて低いことが予想される。適正農業規範及び適正製造規範に則っている限り、動物のシアン化物中毒を防ぐことは可能であろう。今後、飼料中の青酸配糖体の毒性に関するデータを収集するとともに、分析方法の改善も必要である。
地域 欧州
国・地方 EU
情報源(公的機関) 欧州連合(EU)
情報源(報道) 欧州食品安全機関(EFSA)
URL http://www.efsa.europa.eu/en/science/contam/contam_opinions/ej434_cyanogenice_compounds.html
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