食品安全関係情報詳細

資料管理ID syu01800210314
タイトル ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)、意見書「BfRは新しい毒性等価係数(WHO-TEF)を食品及び飼料に関するEU法規に導入しないよう勧告する」を公表
資料日付 2007年2月12日
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分類2 -
概要(記事)  ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)は、意見書「BfRは新しい毒性等価係数(WHO-TEF)を食品及び飼料に関するEU法規に導入しないよう勧告する」(11ページ)を公表した。概要は以下のとおり。
 WHOは1998年に毒性等価係数(TEF/WHO-TEF)のリストを作成した。EUはそれに基づき、食品中のダイオキシン及びダイオキシン様PCBの最大基準値を設定した。現在WHOは、いくつかのダイオキシン及びダイオキシン様PCBのWHO-TEFを見直し、新たなTEFを提案している(※1)。BfRは新たなWHO-TEFの健康影響評価を依頼された。
 BfRは現行のWHO-TEFを定期的に評価することを歓迎する。しかしながら、今回のWHO-TEFの変更は、WHOによると、毒性データの変更によるものではなく、主に統計的な考察に基づく暫定的なものである。これらの変更は健康影響を再評価する契機とはならないとBfRは考える。
 BfRの算定では、新しいTEFは部分的にTEQ(毒性等量)を10~20%引き下げ、ダイオキシン及びダイオキシン様PCBの毒性をより低く分類する。それにより消費者は、食品からより多くのダイオキシン及びダイオキシン様PCBを摂取することになり、計算上それはWHO設定のTDI(1~4pg WHO-TEQ/kg体重)に達する。BfRは、現在の消費者健康保護レベルを維持するため、新たなWHO-TEFをEU法規に導入せず、今後も1998年のWHO-TEFを使用するよう勧告する。
 WHOはまた、TEF草案に他のダイオキシン様化合物を追加することを検討している(※2)。BfRは、それによりWHO-TEQの正確さが低下するであろうこと、より長期の暴露に関する比較による表現が著しく困難になるであろうことを指摘する。しかしながら基本的にBfRは、ダイオキシン及びダイオキシン様化合物のヒトへの曝露をさらに低減する措置である場合にはそれを支持する。
(※1) 7ページ目の表2:再評価によりTEFが変更された物質
(※2) 4ページ目の表1:WHOがTEF草案への追加を検討している物質及び化合物
地域 欧州
国・地方 ドイツ
情報源(公的機関) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
情報源(報道) ドイツ連邦リスク評価研究所(BfR)
URL http://www.bfr.bund.de/cm/208/bfr_raet_von_einer_uebernahme_der_neuen_toxizitaetsaequivalentfaktoren_ab.pdf
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