食品安全関係情報詳細
資料管理ID | syu01780020322 |
タイトル | スイス連邦保健局(BAG)、トランス脂肪酸に関する食品業界との会合の結果要旨を公表 |
資料日付 | 2007年1月30日 |
分類1 | - |
分類2 | - |
概要(記事) | スイス連邦保健局(BAG)は、チューリッヒ工科大学(ETH)の調査結果でスイスで流通する食品の一部にトランス脂肪酸が高度に含まれていたことを受け、2007年1月30日に食品業界の代表者と会合し、その結果要旨を公表した。概要は以下のとおり。 ①食品業界はすでにトランス脂肪酸含量を低減するための対策を講じているが、ETHの調査結果で更なる努力が必要であることが示された。食品業界及び外食業界は2月末までに、具体的な低減策(基準値や表示の自主的導入など)をBAGに表明する。 ②原則的に2008年までにトランス脂肪酸の問題を解決する。規制値を導入する場合には、産業界は、通商上の障壁を回避するためEUの規制に適応させるよう要請している。表示は一部で自主的に実施される予定だが、レストランや家庭において、また消費者へのわかりやすさなどにおいて限界がある。 ③BAGは産業界に、表明した低減策を早急に実行に移すよう要請する。対策に成果がない場合には、デンマークと同様の規制値2%(※)をスイスにも導入する予定である。(※訳注:食品中の脂肪分の2%) ④ETHの調査結果は真摯に受け止めねばならないが、トランス脂肪酸による健康リスクはバランスのとれた食事により回避できるものであり、パニックを起こす必要はない。脂肪の多い食事もできるだけ控えるべきである。 ⑤フライ食品の摂取はできるだけ少なくすべきである。ショートニング、脂肪分無調整の乳製品、脂肪を含む肉の摂取も制限すべきである。 ⑥トランス脂肪酸は主に油の半硬化の過程で生成されるが、天然にも動物性食品に存在する。それらは血中脂肪の組成にネガティブに影響し、心血管疾患のリスクを高める。 ETHの調査結果概要「スイスの食品中のトランス脂肪酸」は以下のURlより入手可能。 http://www.swissfir.ethz.ch/services/zutaten/tfs/TransSwissPilot_Summary_Final_Web.pdf 2ページ目に分析結果一覧(表1)があるが、検査食品は(一覧の上から順に)以下のとおり。 ①食品群 パイ菓子類、ケーキ類、ワッフル、ファーストフード(フライドポテト、ハンバーガー、クラッカー)、朝食製品(ミュースリ、パン用スプレッド、カプチーノパウダー)、チョコバー、アイスクリーム、揚げ菓子(ドーナッツなど)、ビスケット、その他 ②植物油 ピーナッツ油、ナタネ油、ヒマワリ油、オリーブ油、原材料不特定の植物油、植物油クリーム、マーガリン |
地域 | 欧州 |
国・地方 | スイス |
情報源(公的機関) | スイス連邦保健局(BAG) |
情報源(報道) | スイス連邦保健局(BAG) |
URL | http://www.bag.admin.ch/themen/ernaehrung/00171/00178/index.html?lang=de&download=M3wBUQCu/8ulmKDu36WenojQ1NTTjaXZnqWfVpzLhmfhnapmmc7Zi6rZnqCkkIZ2e317bKbXrZ2lhtTN34al3p6YrY7P1oah162apo3X1cjYh2+hoJVn6w== |
(※注)食品安全関係情報データベースに関する注意事項
本データベースには、食品安全委員会が収集した食品安全に関する国際機関、国内外の政府機関等の情報を掲載しています。
掲載情報は、国際機関、国内外の政府機関等のホームページ上に公表された情報から収集したものですが、関係する全ての機関の情報を確認しているものではありません。また、情報内容について食品安全委員会が確認若しくは推薦しているものではありません。
掲載情報のタイトル及び概要(記事)は、食品安全委員会が和訳・要約したものであり、その和訳・要約内容について情報公開機関に対する確認は行っておりませんので、その文責は食品安全委員会にあります。
情報公表機関からの公表文書については、個別項目の欄に記載されているURLからご確認下さい。ただし、記載されているURLは情報収集時のものであり、その後変更されている可能性がありますので、ご了承下さい。
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